株式会社ムービング様
株式会社ムービング様は、家具・家電などの大物・嵩物配送において、高い評価を確立されている企業です。その理由は、単に商品をお届けするだけでなく、耐久消費財ならではの特性に合わせて、搬入・組立からセッティング、稼働テスト、各種工事までのトータルなサービスを、全国規模で提供できる稀有な企業だからです。 同社では、さらなるサービス向上のために配送状況把握システム「ムービング・ネットワーク」を再構築されました。約1,000名の全てのドライバーに、ハンディターミナル、携帯電話、小型プリンタを貸与。全ての端末をBluetooth®対応にしたことで、スムースなデータ連携を実現しています。ハンディターミナルで管理されている荷物情報は、携帯電話でリアルタイムに本部サーバへ送信。全ての荷物の配送状況を本部/営業所側で把握することで、正確な配送予定時刻がお知らせでき、お客様満足度の向上につながっています。
システムと特長
- お客様情報などの確認は、データセンターへアクセス。au携帯電話に情報を残さず高度なセキュリティを実現しています。
- Bluetooth®によるデータ連携で、スピーディーかつ確実な操作が実現されています。
- 営業所のサーバを不要にすることで、システム投資額を低減しています。
Bluetooth®対応au携帯電話とハンディターミナルによって再構築された、
ムービング様の配送状況把握システム「ムービング・ネットワーク」

導入前の課題
お客様に正確な配送予定時刻をお知らせすることが困難な状況だった
家電や家具などの大型荷物を主に扱うムービング様では、お客様に正確な配送予定時刻をお知らせすることが、サービス向上のための重要な課題でした。そのためには、個々の荷物情報を本部側でリアルタイムに把握する必要がありますが、データ送信が可能なハンディターミナルを全ドライバーに配布できていなかったため、正確な配送予定時刻をお知らせすることが困難な状況にありました。
車載機器と専用端末は、費用がネックになり、4割のドライバーにのみ配布
家電や家具といった大物・嵩物の配送は、一般の宅配サービスに比べて配送予定時刻に関する問い合わせが多く、2割前後のお客様から確認の電話が入っていました。そこで同社では2002年より、正確な配送予定をお知らせするために、リアルタイムな荷物情報の把握が可能な車載ハンディターミナルとデータ通信専用の端末を採用しました。しかし、赤外線通信用ホルダーなど、ハードの費用が高額なこともあり、約4割のドライバーにしか配布できていなかったのです。したがって、配送状況のお問合わせをいただく度にドライバーへ電話で確認して、お客様にお答えする必要があったのです。コスト的にも工数的にも、このシステムの見直しが求められていました。
代引き料金や家電リサイクル券の回収ミスを防ぐ手段がなかった
家電や家具などの配送サービスでは、単に荷物をお届けするだけでなく、代引き料金の回収、引き取り、家電リサイクル券の回収など、個々に付帯業務が発生します。しかしムービング様の営業所においては、それらの業務を確実に行ったかどうかは、ドライバーの帰社後でしか確認できないため、回収ミスなどを事前に防ぐことができず、再回収などの無駄な業務が発生していたのです。
導入効果
全ての荷物の配送状況を把握することでお客様へのサービス向上を実現
配送状況把握システム「ムービング・ネットワーク」において、用途に応じて使い分けていた3種類のハンディターミナルを、1台に集約。Bluetooth®対応のau携帯電話、小型プリンタと共に、全ドライバーに貸与しました。全ての荷物情報をハンディターミナルで管理するとともに、au携帯電話でリアルタイムな荷物情報が本部サーバへ送信されます。これによって、全ての荷物の配送状況を本部/営業所側で把握することで、お客様満足度の向上を実現しています。
荷物情報をリアルタイムに本部サーバへ送信し、より正確な配達予定時刻をお知らせすることが可能に
3種類のハンディターミナルで行っていた情報処理を1台に集約。そしてハンディターミナルとau携帯電話をBluetooth®で接続。赤外線通信のような専用ホルダーも不要で、従来の車載用システムと比較して、端末費用で約40%ものコストダウンに成功しています。最大のネックとなっていた「コスト」の問題が解消されたことで、全ドライバー約1,000名へ端末配布が実現しました。その結果、リアルタイムな荷物情報が各営業所で把握でき、お客様により正確な配達予定時刻をお知らせすることが可能となりました。また、ドライバーによる配達予定変更などもリアルタイムにデータ送信することで、より精度の高い配送状況の把握を実現し、お客様や荷主さまへの新たなサービス提供を可能にしています。
付帯業務の実行確認も、営業所でリアルタイムに把握
代引き料金や家電リサイクル券の回収、引き取り業務も、ハンディターミナルで伝票処理を行い、そのデータを携帯電話で本部サーバへ送信しています。営業所でもリアルタイムに、付帯業務の実行確認ができるようになったのです。回収ミスなどは、ダイレクトにドライバーに連絡することで、再回収のロスを未然に防いでいます。このことは、ドライバーと営業所側双方の業務効率化にもつながっています。
配送状況のリアルタイムな管理により、トラブルを回避
営業所の管理者用端末では、各ドライバーの配送予定時刻などを記した配送台帳データを管理しています。ドライバーからリアルタイムに送られてくる配送状況データとリンクさせることで、配送予定時刻を30分以上オーバーすると管理者用端末にメッセージを表示するしくみを構築しています。トラブルやクレームなどの問題を未然に防ぐため、迅速な業務対応を可能にしており、こうした面でも顧客サービスの向上が実現されています。
お客様の評価
「ハンディターミナルとデータ通信端末のスムースな連携を、
安価なハードで実現することが必須条件。Bluetooth®対応の
au携帯電話を採用したことが、成功のポイントでした」
今回導入された配送状況把握システムについての評価を、同社 業務企画部 業務企画課 マネージャー 青木 正久氏に伺いました。
「従来のシステムは、個々の業務課題にその都度対応してきた結果、3種類のハンディターミナルを併用するという不自然な状態にありました。したがって、今回の「ムービング・ネットワーク」の再構築はまず、1台のハンディターミナルで全ての荷物情報を処理できるようにすることが課題でした。しかしそれ以上に重要だったのは、顧客対応力のいっそうの向上のためにリアルタイムな荷物情報を入手し、お客様や荷主さまに提供できるシステムとして再構築することでした。そのためには、ハンディターミナルとデータ通信端末のスムースな連携を、安価なハードウェアで実現することが条件でした。その意味でも、 Bluetooth®対応携帯電話をデータ通信端末に採用したことが、成功のポイントになったと思います。KDDIさんのau携帯電話を採用したのも、 Bluetooth®対応に早くから取り組まれた実績があったからです。また、社内のドライバーから『かなり山の中でも、auなら使える』と聞き、この発言も後押しになりましたね」 (青木氏)。
お客様プロフィール
| 社名 | 株式会社ムービング |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都新宿区新宿1-28-11 |
| 設立 | 1960年年10月25日 |
| 資本金 | 14億5,000万円 |
| 社員数 | 1,100名 (2005年4月現在) |
| 事業内容 | 百貨店、スーパー、専門店および通販商品の宅配業務/宅配業務に付帯する家具・家電製品の組立・セッティング業務/大型小売店、卸・商社などの流通、センターオペレーション業務/専属貸切物流業務/百貨店、専門店への納品代行業務/個人および法人の引越業務/家具・家電製品の訪問修理業務/家電製品の工事業務/車両整備および車検業務/損害保険の代理業務/産業廃棄物収集運搬業務/労働者派遣事業 |
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