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訪日・在留外国人の数が年々増加しています。
「訪日外国人 (外国人観光客)」は、2017年7月には約268万人と1カ月間としての過去最高を更新。リピーターが増え、大都市圏だけでなく地方を訪れる外国人観光客の数が伸びたことや、中国・韓国・台湾からの訪日数の増加が顕著です (注1)。
また、留学や技能習得などを目的とした在留外国人数は、2016年末に約238万人と統計を取り始めた1959年以降最多となりました。国別でみると、中国、韓国、フィリピン、ベトナムの順であり、アジア諸国が大勢を占めています (注2)。
このような状況を踏まえ、英語だけではない多言語での外国人対応が求められる中、注目を集めているのが、スマートフォンやタブレットで使える多言語翻訳ツール「KDDI AI翻訳」の活用です。AI (人工知能) を使った翻訳ツールとは何なのか? どのようなメリットがあり、どういったシーンで活用されているのか、活用事例で紹介していきます。
「訪日外国人 (外国人観光客)」はリピーターの増加により、日本での過ごし方や滞在場所に変化が現れていると言われています。ショッピングだけではなく、温泉やお花見などの体験重視の「コト消費」へ変化していたり、2度目の訪日では大都市圏ではなく地方を観光したりといった現象が起きているのです。
また、在留外国人も増加しており、特に来日直後などは日本語に不慣れな事が多く、受入先 (一般企業や学校など) や、公共機関 (病院・鉄道・役所など) でも外国語対応の必要が増えてくることでしょう。
これにより今まで外国人があまり訪れなかった施設・地方も、外国人への対応に迫られるようになってきているのです。
そこで課題となるのが、外国人と日本人との言葉の壁を乗り越えるための、多言語対応です。
しかし、そのために、多言語を扱える人材を新たに採用したり、既存のスタッフに多言語教育を行うとなると、多くの時間とコストがかかってしまいます。
そこで、より簡単に低コストで多言語対応ができる手段として注目を集めているのが「自動翻訳ツール」です。翻訳ツールには専用端末が必要なものなどもありますが、「即座に低コスト」で多言語対応を行うなら、タブレットやスマートフォンに音声あるいはテキスト入力をするだけでその場で翻訳してくれるタイプの「翻訳ツール」を利用することがおすすめです。
「簡単・低コスト」で多言語対応できる「翻訳ツール」としてご紹介したいのが、「KDDI AI翻訳」です。AI (人工知能) を活用し、スマートフォンなどのアプリケーション上で日本語と英語・中国語・韓国語の3つの外国語をリアルタイムに翻訳するサービスです。英語・中国語・韓国語の3つの言語が使えればインバウンド (訪日観光客) の70%以上に対応できるため、基本的な接客場面などでは十分な効果を発揮します。
「KDDI AI翻訳」には、次のような3つのメリットがあります。
「KDDI AI翻訳」は、iOS、Android、Windowsの3つのOSに対応したアプリケーションです。OSのバージョンに制約 (注3) はあるものの、業務で使っているタブレットやスマートフォンをそのまま利用できることが多く、翻訳のために専用機器を導入する負担が必要ありません。「KDDI AI翻訳」の初期費用も0円であるため、端末さえあれば導入コストがかからず、非常に経済的です。また操作方法も簡単です。
「KDDI AI翻訳」は、アプリケーションにテキストもしくは音声で言葉を入力し、翻訳を行います。最新のディープラーニング (深層学習) を生かし、AIが繰り返し学習することで高い精度での音声認識や翻訳精度を実現しました。これにより、話し言葉特有の曖昧な表現にも対応するなど、よりスムーズで自然な多言語コミュニケーションが可能となったのです。
「KDDI AI翻訳」は、一つのIDごとに毎月480円 (税抜) の月額料金で利用可能です (パケット通信料が別途かかります)。インバウンド対応の中でも特に大きなウエートを占める言語対応の課題を、毎月ワンコイン程度の低コストで解決することができるのです。
このように、インバウンドの70%以上に対応でき、翻訳精度が高く、低コストで導入・運用できる「KDDI AI翻訳」は、現在、訪日外国人を受け入れている多くの施設で導入が始まっています。
では実際にどのような施設に導入され、どのように活用されているのでしょうか。具体的な事例を2つご紹介しましょう。
外国人観光客に人気の街にあるA病院は、土地柄、外国籍の急患も多く受け入れています。言語は主にボランティアが対応していましたが、コミュニケーションを取るのに四苦八苦していました。この問題を解決するため、受付や看護師にタブレットを渡し、「KDDI AI翻訳」を利用してみることに。その結果、外国人患者とのコミュニケーションが取りやすくなり、安心して接することができるようになりました。
Bホテルの宿泊客は、英語圏・非英語圏問わず英語が通じることがほとんどです。そのため、外国人宿泊客の対応は基本的にはスタッフが英語で行っていました。しかし、英語が話せない宿泊客に対しても、英語を話せる宿泊客と同等のサービスを提供したいという思いから、多言語対応ができる「KDDI AI翻訳」を使い始めました。月ワンコイン程度の低コストであったこともあり、いざというときの「お守り」的な意味合いで気軽に導入しましたが、実際に活用できた場面もあり、宿泊客対応の品質を向上させることができたと大変満足しているそうです。
病院やホテルは、特にきめ細かなコミュニケーションが求められます。そのような施設でも十分活用できる、精度の高い「KDDI AI翻訳」は、インバウンド対応を迫られている施設にとっては心強いツールの一つです。