新たな市場創出の可能性も!
~日本初! GPS標準搭載通信モジュール登場!

KDDIは、法人のお客さま向けに、国内初のGPS (Global Positioning System) とauケータイ網による位置測位機能を標準搭載した通信モジュール3機種を発表、2007年4月2日から販売を開始しました。今回のKDDI フォーサイトは、一般的にはあまり知られていないこの“通信モジュール”をとり上げ、新機種のご紹介とともに、さまざまな機器に組み込まれ、私たちの暮らしやビジネスを大きく変えていくかもしれないその可能性に注目してみたいと思います。
“通信モジュール”とは?
“通信モジュール”とは、ケータイとPHSから通信機能を取り出したもので、さまざまな製品・機器に組み込んで利用する小型のモバイル通信端末です。無線のネットワークを利用し、遠隔からの情報取得や管理を可能にし、PHS網を利用したものケータイ網を利用したものなどがあります。
KDDIでは、auケータイで開発・蓄積してきた技術「CDMA 1X」および「CDMA 1X WIN」に対応した通信モジュールを提供しています。
通信モジュールの一般的な利用用途は、自販機や産業機器の遠隔監視、クレジットカードやモバイル決済の決済端末、映像配信機器などさまざまですが、GPS機能を備えると、トラックやバス、タクシーなどの車両運行管理、通信カーナビ、子供やお年寄りの居場所を確認するセキュリティ端末、歩数計など運動量計測機…などさらに用途が広がっています。アイデア次第で無限の可能性があるとも言えます。
【利用例】
自動車内からさまざまな情報を得られるテレマティクス
カーナビと連動して、リアルタイムな交通情報の取得や音楽のダウンロード、地図の更新などを行うことができます。緊急時には、自車の位置情報を含む緊急通報により、速やかな対応を可能にします。
交通情報表示をリアルタイム更新
道路上の事故や渋滞の状態を、道路上に設置された表示装置に遠隔操作でリアルタイムに表示することができます。従来は、職員が装置のある現場まで行き情報の更新を行っていましたが、「KDDI通信モジュール」を利用することで、情報の即時更新や遠隔操作による省力化が可能になります。
工作機械の稼働状況を遠隔監視
工作機械の稼働状況や稼働履歴、異常時のアラーム発報などを、24時間遠隔監視することができます。機械のトラブルの予兆を常時把握し、故障する前にメンテナンスすることで、常に安定した稼働を確保します。
自動販売機の販売情報をリモート監視
在庫や釣銭、機器の異常などを遠隔監視し、売り切れによる販売機会の損失や釣り銭切れなどのトラブルを未然に防ぐことができます。また、配送ルートを効率的に決められるなど、業務効率が向上します。
画像や動画がリアルタイムに変わる電子看板
CDMA 1X WINでの高速パケット通信機能を利用すれば、大容量の映像や動画を利用した電子看板に応用することができます。固定通信回線のない遠隔地や、人が常駐していない場所でも、その時々に相応しい最新の情報をリアルタイムに配信することが可能です。
KDDIの通信モジュールならではの特長
GPSとauケータイ網による位置測位機能「gpsOne™」
GPSは人工衛星3機以上の電波を受信して誤差数メートル程度での位置測位 (注1) が可能ですが、今回新たにラインナップしたKDDIの通信モジュールは、さらにCDMA基地局からの位置情報を補完することで測位精度を向上させた「gpsOne」を採用しています。GPSは3機以上の衛星信号を受信できないと測位できませんが、「gpsOne」はCDMA基地局情報との連携により、auサービスエリア内なら一定の精度で測位が可能です。
- 注1) 測位精度は測位環境により異なります。

OTA (Over The Air) 機能
auネットワークを経由して、回線の開通/停止を遠隔で操作することができます。お客さまが実際にサービスを利用する期間のみ通信料金が発生し、不必要な通信料金がかかりません。

プロトコル変換機能
機器に通信モジュールを組み込んでパケット通信を行うためには、機器の信号を標準のパケット通信プロトコルに変換する必要があり、従来の通信モジュールはプロトコル変換用のユニットを別途用意する必要がありました。今回のKDDIの新機種は、プロトコル変換機能も内蔵しており、機器信号を自動でTCP/UDPプロトコルに変換します。省スペースと低コストでの導入が可能になりました。
新モデル3機種の特長
今回の新しい3機種の通信モジュールは、それぞれ従来の通信モジュールにはない特長を持っています。機種ごとの特長を簡単にご紹介します。
KCMV-200 (京セラ株式会社製)
熱や振動に強い高耐久モデルに、CDMA 1X WINでの高速パケット通信機能を搭載した最上位モデルです。画像データの配信や大容量プログラムの配信、カーナビへの地図データの配信といった使い方にも最適です。
サイズ: 52×60×15mm・約26g
通信方式: CDMA 1X WINパケット交換
通信速度: 下り最大2.4Mbps/上り最大144kbps

KCMX-100 (京セラ株式会社製)
CDMA 1X パケット通信に対応した、高耐久モデルです。熱や振動に強いため、自動車の運行管理や積載物の品質管理、産業用機械の稼働状態管理といった使い方に適しています。
サイズ: 52×60×15mm・約26g
通信方式: CDMA 1X パケット交換
通信速度: 下り最大144Kbps/上り最大64kbps

WM-M200 (セイコーインスツル株式会社製)
従来モデルより約26%の軽量化を実現した、最軽量・省スペースモデルです。在庫管理用などのハンディターミナルや、子供やお年寄りのセキュリティ端末などのほか、医療・健康機器、エンターテイメント関連製品など、従来にない使い方の可能性を秘めています。
サイズ: 37×50×5.3mm・約17g
通信方式: CDMA 1X パケット交換
通信速度: 下り最大144Kbps/上り最大64kbps

他にも、通信モジュールにRC-232Cインタフェースを備え、お客さま機器にそのまま接続できる「通信アダプター」や、TELEC申請済みアンテナもラインナップしています。詳しくはお問い合わせください。
ビジネスプランも一緒に考える「パートナープログラム」
通信モジュールはさまざまな機器に組み込むことで、そのメリットを発揮します。そのためKDDIでは、通信モジュールを利用したビジネスを展開する企業をサポートするための「KDDI モジュールソリューションパートナープログラム」を用意しています。参加いただいた企業には、技術情報や仕様書の開示、開発・検証環境の提供、製品のWebサイトへの掲載、セミナーやイベントでの紹介など、技術支援から営業支援、プロモーションまで全面的にバックアップします。また、アイデアはあってもビジネスとして立ち上げる自信がないという場合でも、課金の仕組み作りなどビジネスプランまでコンサルティングいたします。
ご興味のあるお客さまは、お気軽にお問い合わせください。

| 〈通信モジュール問合せ窓口〉 | |
|---|---|
| TEL: | (03) 5212-1555 |
| e-mail: | module-info@kddi.com |
| 受付時間: | 9:00~17:30 (土日・祝祭日をのぞく) |
(2007年5月9日掲載)
- ※ 掲載日以降、最新情報ではない場合があります。あらかじめご了承ください。




