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ネットワークワンポイント講座

広域イーサネット編 [第4話] 「導入検討のポイント~アクセス回線の選択」

導入検討のポイント~アクセス回線の選択

広域イーサネットは、通信事業者が運用する「バックボーンネットワーク」の部分と、利用者の拠点までをつなぐ「アクセス回線」に分かれています。従って、広域イーサネットを利用する場合、「バックボーン」の品質だけではなく、この「アクセス回線」に何を選択するかが重要になってきます。

前回も触れましたが、以前の広域イーサネットの課題は、アクセス回線の選択肢の少なさにありました。しかし最近では、安価なDSL方式や、1Gbpsの超広帯域接続など、ビジネスニーズに応じたさまざまな選択肢が登場しています。このおかげで、たとえばトラフィックが集中する本社などには帯域が確保されたイーサネット方式の100Mbpsを導入し、トラフィックがそれほど集中しない拠点には費用負担の少ないDSL 方式を選ぶなどの選択ができるのです。このように、拠点ごとに適材適所の回線を選択し、全社的に費用対効果の高いネットワーク環境を整えることが、広域イーサネットを利用する上での重要なポイントになります。広域イーサネットの導入検討時には、まずは自社のそれぞれの拠点で必要な帯域幅を把握しておきましょう。

各拠点で必要となる帯域は、環境や時期など、さまざま要素で異なってきます。まずはそれぞれの拠点やシステムごとに、利用する帯域幅の平均値だけでなく最大値の帯域幅も算出します。平均値だけを基準にしてしまうと、ピーク時にレスポンスが低下する可能性もあるので注意しましょう。また、たとえば毎月15日に各拠点から本社への通信が増える、夏より冬のほうが増えるなど、時期や季節に応じてトラフィックが変化することも考えられます。こうした要素も考慮して、拠点ごとに必要な帯域幅を算出すると良いでしょう。

さらに、事業の拡大などによる将来的な拡張を考慮しておくことも重要です。しかし、だからと言って、現状では必要のない帯域を将来のために確保することは経済的ではありません。そこでおすすめなのが、帯域幅を拡大しやすいメニューを選択するという方法です。たとえば、1M単位、10M単位で細かく帯域を変更できるものもありますので、初期の投資を無駄にすることなく将来の発展に備えることが可能です。

図: 通信が集中する部分は広い帯域を確保する

通信が集中する部分は広い帯域を確保する

ワンポイント

拠点ごとに必要な帯域幅を柔軟に確保

(2006年10月03日掲載)


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注) 出典: 日経コミュニケーション2008年9月1日号ブロードバンド/モバイル/NGN時代の企業ネットワーク実態調査「広域イーサネット部門」で「KDDI Powered Ethernet」が7年連続第1位


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