SaaS (Software as a Service) 編 [第3話] 「SaaSの優位性とプレーヤー」
SaaSの優位性とプレーヤー
社内サーバーにインストールしたアプリケーションを利用する方法と、SaaS事業者が提供するアプリケーションを利用する方法の違いには、システム構築の有無やコストの差といった大きな違いがありますが、従来のASP型のサービスが普及しなかったのには、カスタマイズ性の有無が理由の1つに考えられます。
多くの企業では、新規にシステムを導入する際には、自社の業務プロセスに合うようにアプリケーションをカスタマイズしたり、導入済みのアプリケーションとの連携も考慮してシステムを構築することになります。しかし従来のASP型サービスの場合には、思うようにカスタマイズできなかったり、ほかのアプリケーションとの連携が難しいなどのデメリットがありました。しかしこのデメリットは現在ではほぼ解消され、SaaSの可能性が注目されています。
また、従来のASP型サービスは専門の事業者 (プロバイダー) によって提供されていましたが、今後はさまざまな事業者が参入していくことが予想されます。たとえば、これまでアプリケーションをパッケージ販売していたベンダーが、そのアプリケーションの機能をSaaSによって提供するようになったり、OSベンダーや通信事業者が、SaaSをよりオープンなものとするために、サービスを稼働させる標準的なプラットフォームを構築していくことも予想されます。また、カスタマイズが行えるSaaSはシステムインテグレーターにとってもビジネスチャンスとなっています。
ワンポイント
SaaSの可能性にさまざまな事業者が注目し、参加しつつある
(2007年10月03日掲載)




