SaaS (Software as a Service) 編 [第6話] 「セキュリティとネットワーク」
セキュリティとネットワーク
社内でシステムを構築するよりも、安価で簡単にサービスを利用できるSaaSですが、社外で稼働するアプリケーションにアクセスし、データも社外を流れるため、セキュリティを心配する声も聞かれます。確かに、安さや負担の軽減だけに注目し、安直にSaaSに移行するのは軽率かもしれません。しかし、信頼のおけるSaaS事業者を選択すれば、この不安は限りなく低減されます。これはネットワーク回線の選択に似ています。
たとえば、本社-支社間を専用線で接続している会社で、通信速度や回線コストが問題になり、専用線を別のネットワークに移行することを検討したとします。このとき、通信事業者の閉域網をベースとする信頼性の高いIP-VPNや広域イーサネットを選択すれば、セキュリティを維持しつつ通信コストの低減を実現することができますが、インターネットVPNなどの公衆網を利用したネットワークでは、ビジネス利用を前提とする専用線の移行先としてはふさわしいとは言えません。
同様に、SaaSの利用にあたっても、信頼できるSaaS事業者を選択すれば、セキュリティ上の不安を低減させることができます。SaaSを利用する際には、使用できるサービス (アプリケーション) の有無は大切ですが、SaaSのプラットフォームを運営する事業者のネットワーク環境やSLAなどについても、確認しておく必要があるでしょう。
ワンポイント
信頼のおけるSaaS事業者選択で、セキュリティも安心
(2007年11月14日掲載)




