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ネットワークワンポイント講座

SaaS (Software as a Service) 編 [第1話] 「SaaSとは何か?」

SaaSとは何か?

電子メールなどのメッセージングシステムからSFAや会計システムなど、ビジネスにとってICTは、いまや競合力強化のための不可欠の要素となっています。しかしその反面、日々進化し続けるテクノロジーへの対応や、システム構築、運用管理などにかかるコストの増加に、多くの企業が頭を抱えているのも事実です。ICTの維持にかかる労力を少しでも軽減するために、サーバーの運用管理をアウトソーシングする企業も増えているようです。そして、最近注目されるようになったのがSaaSと呼ばれるアプリケーションの新しい利用形態です。

SaaSとはSoftware as a Serviceの頭文字をとったもので、一般的に「サース」または「サーズ」と発音されています。情報システム (ソフトウェア) が提供する機能 (サービス) を、システムを構築・導入することなく、ネットワーク経由で利用することを可能にするICT活用環境です。電気や水道を利用するように、ユーザーは必要なときに必要な分だけサービスを利用することができます。これと似たものとして、ASPと呼ばれているサービスがありますが、ASPはユーザーの要望に合わせてサービスをカスタマイズすることが難しく、また、ASPが登場した当時のネットワーク環境が、現在に比べ低速で高価だったこともあり、ビジネスでの利用としてはあまり普及しませんでした。しかし、近年ネットワークの広帯域化、高速化が進んだことと、技術革新によるサービスのカスタマイズも可能となったことにより、SaaSという新たな呼称のもとに、ビジネス適用も含めたあらたな期待が高まりを見せるようになりました。

サーバーやソフトウェアを購入して、自社でシステムを構築すると、コストも時間も必要となりますが、SaaSでは必要なときに必要なサービスを、システム構築の必要もなく素早く利用できるというメリットがあります。自社でシステム導入した場合と、SaaSを利用した場合とを比較してみると、自社でシステムを導入する場合には、まずサーバーやアプリケーションを用意しなくてはならず、自社専用の環境が構築できますが、日数もコストも必要となります。さらにハードウェアの保守やソフトウェアのバージョンアップ、ライセンス更新などの費用も必要となります。一方のSaaSでは、社内に特別な環境を用意する必要はなく、運用開始時間を早め、コストも低減できます。また、インターネットやWANを使用しますが、ネットワークやブラウザの技術革新により、社内システムを利用するのとほぼ同等の操作が可能になっています。

図: 自社でのシステム導入とSaaSの違い

自社でのシステム導入とSaaSの違い

ワンポイント

SaaSではシステム構築や管理が不要で、自社に合ったアプリケーションを手軽に利用できる

(2007年09月05日掲載)




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