スパム編 [第2話] 「多様化するスパムメール」
多様化するスパムメール
スパムメールへの対策方法はいくつかありますが、容易に行えるものとしては、メールのクライアントソフトが持つ「迷惑 (スパム) メールフィルタ」機能を使用することや、クライアントPCにスパムメールの対策ソフトを入れることが挙げられます。
こうしたソフトが行うスパムメール対策方法は、特定の差出人、題名および本文を持ったメールをゴミ箱に入れるというものが一般的です。しかし、亜種のウイルスが多々発生しているように、スパムメールも多様化しています。差出人を詐称するものも多く、題名や本文も頻繁に変わります。こうなると、ブラックリスト (スパムメールの送信元アドレスや題名を登録したリスト) や判定基準を登録、更新 (学習) する手間がかかり、対処に時間を費やすことになってしまいます。
さらに、問題があります。各クライアントPCでスパム対策を行った場合、通常のメールやスパムメールを問わず受信を行い、受信後にソフトが「受信ボックス」や「ゴミ箱」に振り分けます。スパムメールの数が増えてくると、クライアントPCとメールサーバー間のトラフィックやメールサーバーの負担も増加します。そうなるとメールサーバーのスペックやインターネット回線自体も見直す必要が出てきます。ITコストがますますかさむことになるのです。
また、個々のクライアントPCにソフトを導入すると、ソフトのライセンス費用も負担となりますし、ソフトのバージョン管理や資産管理などにも工数がかかります。クライアントPC側で対策することは、企業にとってはあまり効率的でないと言えるでしょう。
ワンポイント
クライアントPC側の対策では不十分かつ非効率
(2005年11月16日掲載)




