シンクライアント編 [第3話] 「シンクライアント導入検討時のチェックポイント」
シンクライアント導入検討時のチェックポイント
シンクライアントの導入検討時には、コスト面とアプリケーション面、ネットワーク面をそれぞれ確認する必要があります。コスト面では、専用サーバーを構築し、必要台数分のクライアントを用意する必要があるため、ある程度の初期導入費用は必要となります。しかし、シンクライアントには、クライアントマシンの管理が容易で、システム管理者の人件費など運用管理コストを大幅に減らすことができる特徴があります。中長期的なトータルコストを試算し、従来システムと比較すべきでしょう。
アプリケーション面では、従来のアプリケーションが使用できるか、また、ライセンス費用についても確認する必要があります。画面転送型 (注1) では利用できないアプリケーションもあるため、その場合は、ブレードPC型 (注1) などの方式を検討します。シンクライアントにはアプリケーションやデータをサーバーに集約できるという特徴がある反面、個々のユーザーの要望に応じて、アプリケーションを気軽にインストールできません。このため、シンクライアントを導入する部門や、業務で使用するアプリケーションはあらかじめ決めておくとよいでしょう。
また、シンクライアントによっては、独自のネットワークプロトコル (注2) を使用するものや、多くのネットワーク帯域を使用するものがあります。どの方式、製品を検討するかによっては、従来のネットワーク環境を見直し、ネットワーク回線を増強する必要もあります。
- 注1) 画面転送型やブレードPC型など、シンクライアントの種類については、6月27日のネットワークワンポイント講座「シンクライアントの種類」を参照。
- 注2) ネットワークプロトコルとは、通信機器間でやりとりされる通信手順のこと。代表的なものには、インターネットで使用されるTCP/IPがある。
ワンポイント
使用するアプリケーションを決め、ネットワーク回線の増強も検討する
(2006年07月11日掲載)




