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ネットワークワンポイント講座

仮想化技術編 [第1話] 「仮想化技術の基礎」

仮想化技術の基礎

今回からのネットワークワンポイント講座では、最近注目を集めている "仮想化技術" について、全5話にわたり、その基礎から応用、将来性までを解説していきます。仮想化技術とは、CPUやメモリーなどのコンピューター・リソースと、それを利用するOSやアプリケーションとの物理的な結びつきを解いて、自在に利用できるようにする技術のことをいいます。仮想化により、1台のサーバーを複数のサーバーとして運用したり、逆に複数のサーバーの能力を1つに集約して、より大きな力として活用することなどが可能になります。

図: 仮想化の概念

仮想化技術の典型的な利用例としては、メインフレームなどの高機能なサーバーに、複数のOSやアプリケーションを実装させ、複数台のサーバーとして利用するサーバー統合などがあります。この利用方法では、ハードウエアの物理的な台数が減るといったメリットだけでなく、仮想的なハードウエア環境上に古いシステムを稼働させるといったメリットも生まれます。古いシステムの場合、OSやアプリケーションなどは新しいハードウエアには対応していないことが多いのですが、そのままハードウエアを使い続けると故障した際に交換パーツがないといった問題が発生してしまいます。しかし、最新のハードウエア上に古いハードウエア環境を仮想的に再現することができれば、OSやアプリケーションを継続して使い続けることが可能となり、さらには処理速度の向上も期待できます。

最近では、ストレージの仮想化も注目を集めています。これは、複数のストレージを、あたかも1つの巨大なストレージのように見せるという技術です。企業ではネットワーク対応ストレージ (NAS) の導入が進んでおり、サーバーだけでなく、ストレージの散在化も進んでいます。このため、ストレージごとに稼働率の高低ができてしまい、ファイルを保存しようとしたら十分な空き容量が残っていない、速度の速いストレージにほとんど必要としないデータがいつまでも保存されている、といった問題も起きています。しかしストレージの仮想化を導入すれば、それぞれのストレージの空き容量を気にする必要はなくなり、データの管理も容易になります。

図: ストレージの仮想化

ワンポイント

仮想化技術は、企業のICT資産を有効的/効率的に活用できる技術

(2008年6月25日掲載)


  • No.1 7年連続利用率 (注)
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注) 出典: 日経コミュニケーション2008年9月1日号ブロードバンド/モバイル/NGN時代の企業ネットワーク実態調査「広域イーサネット部門」で「KDDI Powered Ethernet」が7年連続第1位



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