国際ISDNサービス: 活用例

KDDI 法人・ビジネス向け「国際ISDNサービス: 活用例」(電話サービス) のご案内です。

「国際ISDNサービス」エルサルバドルへのサービス提供終了のお知らせ

「国際ISDNサービス」の提供エリア、エルサルバドルについて、2016年7月30日をもってサービス提供を終了しました。
なお、ほかの提供エリアについては、ひきつづきご利用いただけます。
詳しくは以下をご参照ください。

新規ウィンドウが開きます「国際ISDNサービス」エルサルバドルへのサービス提供終了のご案内

活用例

TV会議

電話は音声のみの通信ですが、画像情報を加えたテレビ会議システムを利用することにより、さらにお互いの意志疎通を円滑に行うことができます。テレビ会議システムは、ISDNが提供されるまでは専用回線での利用しかできず、通信コストは非常に高いものでした。しかし、ISDNによるディジタル回線交換サービスが利用できるようになり、ダイヤルで通信相手を呼び出し、普通の電話とほぼ同一の料金で、フェイス・ツー・フェイスのスムーズなコミュニケーションが可能となりました。

最近では、各企業の本社と支社・工場など事業所の分散化が進むにつれ、各拠点間の通信手段としてISDNを利用したテレビ会議が注目されています。テレビ会議システムを利用することにより、会議に要する費用・時間・労力を削減するばかりでなく、企業の戦略的な決断を迅速に行うことが可能となります。役員のトップ会談から担当者の事務的な打ち合わせまで簡単に設定できるようになりました。

テレビ会議は企業のみでなく医療・教育・福祉分野・研究開発分野などにおいても、広範囲に有効に利用されています。

図: TV会議

Note

国内で販売されているテレビ会議システムは、端末自体がIインタフェース (I.430またはI.431) を持ち、直接終端装置 (NTまたはDSU) に接続可能なものと、端末自体はV.35などのインタフェースしか持たず、ISDNでの利用に際してはTAが必要な2つのタイプがあります。

近年、テレビ会議が一般化し、最近では100万円以下のタイプや、パソコンやワークステーションから利用できる数十万円のシステムなどが普及しています。

INS64をTV会議に利用される場合、インターフェース形態およびレイヤ1起動種別は「P-MP常時」が推奨されています。

G4ファクシミリ

これまでのファクシミリ通信は、アナログ電話網での利用を前提としたG3方式によるもので、通信速度は9,600bps程度でした。

ISDNの普及によりG4方式が適用され、64kbpsの高速データ通信が可能となりました。

G4ファクシミリはG3に比較して短い送信時間で送ることができます。例えば、A4の紙面を数秒で送信することが可能であり、さらに細かな文字・数字・図やグラフ情報もより鮮明に伝送することができます。

図: G4ファクシミリ

Note

G4ファクシミリとフォールバック機能

G4ファクシミリの端末はその基本機能として、G3ファクシミリ (G3モード) 通信ができる機能を有しています。これをフォールバック機能といいます。この機能はG4モード (ディジタル通信) での送信が失敗した場合、相手FAXがG3-FAXであることを想定し、同じあて先に再度G3モード (アナログモード) で送信を試みる機能です。

この機能により、現在市販されているG4ファクシミリ端末は、発信者が相手先の端末 (G3またはG4) を意識することなく発信できるようになりました。ただし、フォールバックする条件はG4-FAX機ごとに異なるため、条件によってはフォールバック機能が有効に機能しないケースもあります。したがって、海外との通信にあたっては、フォールバック機能を使用することなく、海外側のファクシミリ端末に合わせたモードで通信することが望まれます。

パソコン間データ伝送

電話回線でモデムを使用して行うデータ通信の場合、一般的な通信速度は2400bpsから14.4kbps程度ですが、ISDNの場合には最高64kbpsの通信速度での高品質通信が可能となります。

パソコンを1対1で接続してデータ伝送を行う場合、パソコンの内部に専用の通信ボードを接続する方法や、RS-232と呼ばれる低速の非同期通信ポートにターミナルアダプタ (TA) を接続する方法などがあります。

図: パソコン間データ伝送

LAN間通信

LANの普及により遠隔地のLAN同士を相互接続するWANの基幹部分やバックアップ用としてISDNを利用するケースが多くなってきています。

ISDN を利用したLAN間通信の方法としては双方のLANにルータを接続し、これをゲートとして接続します。これを用いた場合接続先へ送信されるデータが選択可能 (ルーティング機能) であり、不要なデータ転送を抑制することが可能であり、LAN間通信にはルータを利用した接続が一般的となっています。

図: LAN間通信

Note

ルータの設定によっては、数10秒ごとに発信をくり返して通信料金の請求が高額となる場合がありますので、設定には充分ご注意ください。

音声伝送

従来は主に専用回線が音声伝送に利用されていましたが、ISDNが浸透するにつれて料金面でのメリットや品質の点から、ニュースソースやプログラムの伝送などに、ISDNを利用するケースが多くなってきました。

従来のアナログ伝送による3.1kHzの狭い帯域の音声伝送に代わり、ISDNでは、7kHz・15kHz・20kHzなどの音声伝送が可能です。Bチャネルを数本用いて、ステレオ形の音声伝送を行うことも可能です。FM放送局などでは、ステレオ番組で高品質な音声を提供するために、ステレオで15kHz以上の帯域伝送を可能とする音声コーデックを利用しています。

図: 音声伝送

Note

7kHz音声符号化装置は、ディジタル伝送路を使って音声を伝送する際に、通常使われている電話音声 (300Hz~3.4kHz) の約2倍の信号帯域 (50Hz~7kHz) を使うもので、肉声 (85Hz~8kHz) に近い音質での伝送が可能になります。

専用回線用バックアップ

専用回線に障害が発生した場合に備えて、常時バックアップ用の専用回線を用意することは必ずしも効率的なネットワークとは言えません。そこで、公衆網であるISDNの特性を生かし、必要な時に必要なだけ専用回線と同等のディジタル回線を利用することができます。その場合、回線の両端に切り替え装置が必要となります。

図: 専用回線用バックアップ

Note

専用線障害時にISDN回線によるバックアップを自動または手動で実施した後、専用線の復旧により自動または手動で切り戻しが行われない場合は、長時間通信となりますのでご注意ください。

インバースマルチプレクサ

128kbpsを超える通信速度を利用するには、両方の端末にインバースマルチプレクサと呼ばれる機器が必要となります。このインバースマルチプレクサは、回線側のBチャネル (64kbps) を複数本 (n本) 束ねて端末側に64×n kbpsの通信速度を供給することができます。例えば、基本インタフェース回線を3回線用意して、Bチャネル6本 (基本インタフェース1回線はBチャネル2本) を束ねると384kbps (64kbps×6本) の通信速度を得ることができ、より鮮明な画像のテレビ会議や高品質の音声伝送、高速専用回線のバックアップ用として利用可能となります。

図: インバースマルチプレクサ

Note

マルチプレクサは、1本の専用回線などを有効利用するために、音声圧縮などの技術を用い、数チャネルを確保するための装置です。

インバースマルチプレクサはこの逆であり、64kbpsのBチャネルを複数本束ね、端末側に高速 (例えば6本束ねて384kbps) の伝送路を確保するための装置です。

多地点会議制御装置

多地点会議制御装置 (MCU) を利用することにより、いくつかのロケーションにあるテレビ会議システムを相互に接続し、二者間のみならず、多地点を結んでのTV会議が可能となります。これにより、テレビ会議の利便性はより一段と向上します。

本装置は、テレビ会議システムとは別に用意する必要はなく、いずれかの拠点のTV会議システムにMCU機能内蔵のものとISDN回線をご用意いただければ、手軽にマルチTV会議が行えます。

図: 多地点会議制御装置

Note

テレビ会議システムは、現時点において、メーカー間の互換性が必ずしも保証されておりません。接続する際には、符号化方式がITU-T標準 (H.261) を搭載していること、または同一機種であることが望まれます。

本サービスへのお問い合わせ

サービス専門スタッフが、導入へのご相談やお見積もりを致します。
何かご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。

  • 新規ウィンドウが開きます導入検討・見積相談

    サービス専門スタッフより翌営業日以内ご連絡させていただきます。

  • 新規ウィンドウが開きますお問い合わせ

    お電話でもメールでもどちらでもお問い合わせいただけます。