アカルイミライ Autumn2010

4 Android搭載ハイブリッドSTB テレビを操るケータイ

プラットフォームの研究

開発センター アプリケーションプラットフォームグループ 三宅 比呂樹(みやけ・ひろき)

携帯電話向けプラットフォーム(基盤)を利用した開発を行っています。実用化、商用化を目指した開発です。

何ができるの? ケータイからテレビの操作ができる!録画予約もおまかせ

テレビとケータイが連携する技術です。ケータイがタッチパネル式のリモコンとなってテレビを操作したり、ケータイからテレビ番組の録画予約ができたりします。また、家にケータイを置いておくだけで録画済みの番組が自動で転送されたりします。

ケータイから録画予約って、どんなふうにできるの?

タッチパネル式のケータイの中に番組表があり、番組名に触れると録画予約ができるようになります。一度の予約操作で複数の番組をまとめて予約することができ、過去の番組名を選ぶと関連情報やその番組のアーカイブがどこにあるかを探してくれます。

テレビ番組をケータイに転送なんて、もうやってるでしょ?

いえいえ、これなら自分で手間をかける必要がないんです。帰宅して充電しながら、録画済み番組の中からおすすめを自動的に転送しておいてくれます。ケータイへのデータ転送って面倒だし時間のかかるものだから、自動的にやっておいてくれると、かなり便利だと思います。

ケータイがタッチパネルのリモコンになるというのは?

今のテレビのリモコンって、ボタンが多すぎませんか? 使わないボタンもあるし、機械が苦手な人やご年配の方は慣れるまでに時間がかかると思います。必要なボタンだけリモコンにあればいいですよね?
これなら、テレビを見る人がよく使うボタンだけがケータイのタッチパネル画面に表示されるので、シニアモードや家電マニアモードなど、使う人にあわせたリモコンにすることができます。

どんな仕組みなの? アンドロイドベースのSTBが、ケータイとテレビをつなぎます

この技術の軸となっているのが、ケーブルテレビ網に接続して番組を受信するときに使っているセットトップボックス(以下STB)です。このSTBにアンドロイドというプラットフォームを使うことで、アンドロイド搭載ケータイとSTBとつながったテレビの連携が簡単にできます。
アンドロイドは、アプリケーションの開発環境が非常に整っている、検索エンジン大手の米グーグルが公開した携帯端末向けのプラットフォームです。オープンソース(ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを公開し、誰でもそのソフトウェアの改良・再配布が行なえるようにすること)なので、ケータイに限らず、デジタル家電などにも組み込めます。
STBに組み込むことで、家のリビングでインターネットを気軽に利用できたり、ケータイ向けのさまざまなアプリケーションが利用できたり、アンドロイド搭載ケータイと簡単に連携ができたり……そんな世界を描いていきたいです。

どんな仕組みなの? 我が家の情報は、すべてテレビにおまかせ

家の中の情報はすべてテレビに集まるようになります。例えば…
太陽光電力の発電量、消費電力、ガスや水道の使用量といった基本的なことから、通勤に利用している電車の遅延情報、道路の渋滞情報まで、STBを通して、我が家に役立つ情報はすべてテレビで見ることができます。家族の健康状態や日々の食事など、ライフログ的なこともできたら便利ですね。生活時間がずれていたり、離れて暮らしていたりで、なかなか会えなくても、テレビを見ると、家族みんなの状況がわかるんです。家族の絆をテレビが強めてくれるのではないでしょうか。

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研究開発の仕事の中でも、いろいろな段階があって、私が担当しているのは実用化の一歩手前のところです。少し先の技術を先取りできるのは楽しいですよ。研究開発職は、今ある技術だけでなく、未来の技術に興味がある人には、おもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

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