もっとスマイルにつながるミライ

アカルイミライ Autumn2011

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1 利用状況に応じて、通信の道を立体構造にし、交通整理をする技術

間もなく誕生! 次世代通信。もっとサクサク、ケータイがつながるミライ

3Gと呼ばれる第3世代を迎えている携帯電話の通信システム。次の第4世代、第5世代に向けての研究が着々と進んでいます。通信の利用状況にあわせて、柔軟な対応ができる、スマートな通信技術。実現まで、もうすぐです。

いま

仕事の都合で、小学生の息子の運動会に行けなくなったお父さん。お母さんがメールで送ってくれた運動会風景の写真でガマンガマン。「あいつ、がんばってるかな」

いま

運動会をケータイで生中継! 離れてはいても、リアルタイムで息子の応援をしています。「あいつ、去年より速く、たくましくなったなぁ」
いつの間にか、同僚や上司もお父さんのまわりに集まってきました。ケータイの画面の中では、「お父さん、会社のみなさん、見ててねー!」と息子が手をふっています。みんなで叫んだ「がんばれ!」の応援、息子にも届いたみたいです。

この技術で、もっと快適に この人たちが説明します!

KDDI研究所  無線通信方式グループ 畑川 養幸(はたかわ やすゆき)

世界標準に向けた、新しい無線通信の研究を行っています。

次世代の携帯電話に向けて、進めている技術の一つが、マルチユーザMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)です。3Gでは、基地局からぐるり360度の全方向に飛ばされていた電波。同一周波数での複数信号の同時通信ができないため、一本の通信の道は、一人しか通ることしかできません。
新しい技術なら、相手の利用状況にあわせて、必要な人だけに向けて、電波をビームで飛ばせるようになります。一本だけだった通信の道がいわば立体構造になるようなもの。複数信号の同時通信ができるようになるため、多くの人が同時に通信できるようになります。

もっとつながる KDDI研究所  無線通信方式グループ 畑川 養幸(はたかわ やすゆき)
状況に合わせて、必要な相手だけに向けて電波を効率良く送れます。

KDDI研究所  無線通信方式グループ 山本 俊明(やまもと としあき)

実用化・商品化に向けた、新しい無線通信の研究を行っています。

もう一つの代表的な技術が、携帯電話を使う場所や時間帯に応じて、コントロールセンターが自動的に基地局の最適化をはかるSON(Self Organizing Networks)。通信状況の監視・分析・混雑の解決といった一連の動作が自動化されます。Aの基地局が混み始めたら、Bの基地局に振り分けたり、遅延したら困る通信を優先的に通したりといった、通信の交通整理が可能になります。

もっと効率よく KDDI研究所  山本 俊明(やまもと としあき)
状況に応じて基地局を振り分けるなどして通信の最適化をはかります。

ミライの研究者へ

私が担当しているのは、研究のファーストステップ。いわば、ゼロからの開発なので、日頃から常に研究の素になるアイデアを考え、メモをするという癖がつきましたね。
ここで開発した技術は、約3,000万人が利用するauに生かされます。さらには世界標準となって、数十億人の人々が利用する可能性があります。これだけの人々の生活を変える技術を開発するんだという思いが、研究のモチベーションになっています。(畑川)

KDDI研究所  無線通信方式グループ 畑川 養幸(はたかわ やすゆき)

KDDI研究所には、一流の研究員がたくさんいて、みんなが日々切磋琢磨しています。他の研究員とディスカッションすることも多く、彼らからいろいろな刺激を受けていますね。
学生の頃の研究は、自分の興味の対象や疑問をあきらかにするためのものでした。今は自分の研究が社会でどう役立っているか、どう使われているのかを実感することができる。そこに研究員としてのやりがいを感じています。(山本)

KDDI研究所  山本 俊明(やまもと としあき)

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