もっとスマイルにつながるミライ

アカルイミライ Autumn2011

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2 光の波のずれを利用する、高速かつ大容量な光伝送技術

もっと速く、もっと大容量に。進化した光で、世界中の思いを運ぶミライ

年々増えているデータ通信量のために、さらなる高速化が求められる光通信の世界。よりスピーディーな伝送技術を求めて、世界中がしのぎを削っています。KDDIが注目したのは、光の波。光の波が、通信業界に進化の波を起こします。

いま

今日は、娘の5歳の誕生日。お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんと誕生パーティーです。外国で単身赴任中のお父さんは、残念ながら出席できませんが、パソコンでお祝いのメッセージを送ってくれました。
でも、お父さん、ちょっとさびしそうに見えます。みんなと一緒にお祝いしたかったのでしょうね。

いま

お父さんがパソコンから飛び出して、リビングの椅子に座っています。外国にいながらにして、誕生パーティーに出席できるんです。
「もう5歳か。誕生日おめでとう」「お父さん、なんで半袖シャツなの?」「こっちは今、夏なんだよ」
なんて、会話もはずみます。

この技術で、もっと快適に この人たちが説明します!

KDDI研究所  光トランスポートネットワークグループ 高橋 英憲(たかはし ひでのり)

光伝送の基礎技術の研究を行っています。

新しい光通信の技術の根幹になっているのが、光コヒーレント伝送技術です。光コヒーレント伝送は、コヒーレント性といわれる光の波の性質を使うもの。従来の光通信が光の点滅で情報を送るのに対して、波の大きさやタイミングといった、光の波のずれに情報をのせて伝送します。光の点滅で情報を送るより、はるかに高速・大容量の情報が伝送できるので、1本の光ファイバーで、従来型光ファイバーの何十本分の情報を送ることが可能です。
現在開発中の「超高速大容量コヒーレント光伝送技術」では、この光の波のずれをさらに細かくします。細かいずれを認識させることで、さらに高速・大容量の光伝送ができるようになります。

もっと速く、もっと大容量に KDDI研究所  コグニティブ無線グループ 山﨑 浩輔(やまざき こうすけ)
通常のデジタル信号は「1」と「0」の2つでやり取りします。波のタイミングを工夫することで「0」「1」「2」「3」の4つでやり取りできます。より速く多くの情報を伝えられるようになります。

ミライの研究者へ

学生時代からずっと光技術の研究をしています。超高速というのが、光の一番の魅力。データ通信の量が年々増え、高速・大容量化の需要が高まっている、という研究理由だけでなく、私自身が速さの追求が好きなんですね。「速度や容量は数値化されるから、たいへんでは?」と言われることがありますが、その明確さ、数字だけで相手を納得させられる潔さがいい。毎日、技術のF1に参加しているような感覚で、研究をしています。(高橋)

KDDI研究所  コグニティブ無線グループ 山﨑 浩輔(やまざき こうすけ)

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