もっとスマイルにつながるミライ

アカルイミライ Autumn2011

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

4 次世代ネットワークIMSに向けて――。回線が混雑しても確実に通信できる技術

災害時こそ、つながりたい。どんなときでも、もっとみんながつながるミライ

各国の通信事業者が、次世代の通信網と期待を寄せるIMS(IP Multimedia Subsystem)。KDDIでは、近い将来、現在の通信方式からIMSを利用した方式への完全切り替えを進める予定です。このIMSにおいても課題となっているのが、大規模災害発生時などに生じる電話回線の混雑。電話の回線がパンクして、ネットワーク全体がダウンすることのないよう、IMSにあわせた技術が急務となっています。

いま

地震や台風などの災害時、電話回線がパンクしてネットワーク全体がダウンなんてことにならないよう、通信制限が設けられます。ところが、家族や友人の安否を確認しようと、いつもよりも少ない回線を使って、いつもよりたくさんの人が電話をかけます。当然なかなかつながらず、つながっても途切れる、という事態に陥ってしまいます。

いま

大きな地震の直後、被災地にいる大切な人へ電話。心配しましたが、すぐに電話に出てくれました。話している途中も途切れることなく、いろいろ話をすることができました。

この技術で、もっと快適に この人たちが説明します!

KDDI研究所  モバイルネットワークグループ 伊藤 学(いとう まなぶ)

次世代のネットワーク、IMS(IP Multimedia Subsystem)の研究を行っています。

IMS導入後、万が一のときも電話回線がパンクしないよう、KDDIが考えたのが、接続用のサーバーを自在に拡張・縮小する技術です。平常時の夜間など、通話している人が少ないときは稼動しているサーバーを減らし、混雑時は増やします。
ユーザー情報など、通常は地域のサーバーのみに登録されている情報については、普段からバックアップ用のサーバーにも情報を移管。災害時は、多くの負荷がかかっている地域や災害地のサーバーから、バックアップサーバーを通して、別の地域のサーバーへ振り分けるようにします。通話中にサーバーが切り替えられることもありますが、回線は決して途切れません。

もっとマルチメディア KDDI研究所  無線通信方式グループ 畑川 養幸(はたかわ やすゆき)
災害地域のサーバーにかかる負荷を分散する仕組みです。スムーズに切り替える工夫によって電話が途切れることを防ぎます。

ミライの研究者へ

強制で与えられるのではなく、自分が興味を持った研究テーマに取り組めるのが、KDDI研究所のいいところですね。技術や商品の部品やパートではなく、一からすべてをつくりあげ、世の中に出すことができる。だからこそ、完成したときは感慨深いですね。実用化までにはさまざまな苦労がありますが、今では、それを一つ一つクリアしていく課程さえも、おもしろいと思えるようになりました。(伊藤)

KDDI研究所  モバイルネットワークグループ 小森田 賢史(こもりた さとし)

ページの先頭へ


KDDI 株式会社