もっとスマイルにつながるミライ

アカルイミライ Autumn2011

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5 通信が途絶えやすい災害時、つながりやすいエリアと生活情報を配信する技術

災害時こそ、支えに。もっと役立つ情報が、ケータイにどんどん届くミライ

大きな地震や台風など、災害と無縁とはいえない日本。通信状況が不安定になりがちな災害時こそ、つながる情報、役立つ情報をみなさまにお届けしなくてはなりません。そこで、KDDIが注目した技術がワンセグ放送です。

いま

大きな地震が起きると、どうしても情報が錯綜しがち。通信状況が不安定になって、ケータイもつながりにくくなるし……。
避難所の混雑度、給水や炊き出しの時間・場所、営業している店など、知りたい情報はいろいろあるのですが、なかなか正確な情報が届きません。

いま

「午前10時から11時まで、A町役場の前に給水タンクが来ます。午後12時からは、300人分の炊き出しを配ります」
大きな地震の後、避難所にいると、ケータイにこんな情報が届きました。
安否をまだ知らせていない、遠方の友人に連絡したいのですが、避難所でケータイをかけると電波が不安定です。すると、ケータイが通信できるエリアを案内してくれました。

この技術で、もっと快適に この人たちが説明します!

KDDI研究所  ネットワーク設計グループ 稗圃 泰彦(ひえはた やすひこ)

ワンセグなど、さまざまな技術を利用して、ネットワークの混雑を制御する研究を行っています。

地上デジタルテレビ放送と同じアンテナから送られる、携帯電話用のワンセグ放送。ワンセグによって、携帯電話でテレビを見られるだけでなく、データも受信できるようになりました。災害時、回線の混雑などで通信設備が利用できないときも、このワンセグのデータ放送を利用すれば、みなさまに情報を届けることができます。
災害が起きたら、利用者側は携帯電話で位置情報を入力するか、GPS機能を選択します。すると携帯電話が、ワンセグで送られてきた災害に関する多くの情報の中から、利用者にとって必要な情報だけを選択。利用者は、ワンセグ放送を通して、近隣の避難情報・生活情報などを得ることができるようになります。
また、基地局を管理するサーバーを通して、通信できないエリア、通信できるエリアの情報もワンセグ放送局に集められます。通信できないエリアにいる人には、どのエリアなら通信できるか、ワンセグ放送を通して伝えます。

もっと安全を KDDI研究所  ネットワーク設計グループ 稗圃 泰彦(ひえはた やすひこ)
ケータイが繋がりやすい地域を、ワンセグと位置情報を利用して伝えます。

ミライの研究者へ

KDDI研究所のいいところは、部署ごとの垣根がまったくないところ。他部署や、異なる分野の研究者とも連携しやすいと思います。研究者の数が200~300人という規模感も、気に入っています。巨大な研究所なら、どこに誰がいるかわからないかもしれませんが、この規模なら、どの部署に何の分野の専門家がいるのか、すぐに見えますからね。それに、自分がやりたいと思った研究の意義が理解されれば、年齢やキャリアに関係なく、しっかり後押ししてくれるところも、研究者には心強いです。(稗圃)

KDDI研究所  コグニティブ無線グループ 山﨑 浩輔(やまざき こうすけ)

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KDDI 株式会社