社長メッセージ

代表取締役社長 髙橋 誠

私たちKDDIグループは、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。

近年、気候変動への国際的枠組みであるCOP21 (注1)「パリ協定」や、国連が定める国際的な課題解決に向けた「持続可能な開発目標 (SDGs) (注2)」など、社会課題に対応する国際的な動きが加速し、企業は、事業を通じて自律的に、社会の持続的成長に貢献することが求められています。
私たちは、社会課題の解決と持続可能な社会の発展のため「サステナブル経営」に取り組み、通信サービスをベースに豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献していきたいと考えています。

  • 注1)
    COP21: 国連気候変動枠組条約第21回締約国会議
  • 注2)
    SDGs: Sustainable Development Goals

サステナブル経営の原点が「KDDIフィロソフィ」です。

私たちは、「KDDIフィロソフィ」の実践を通じて、すべてのステークホルダーの皆さまから愛され、信頼される企業を目指しています。私たちには、社会インフラを担う通信事業者として、24時間365日いかなる状況でも、安定したサービスを提供する重要な社会的使命があります。通信事業は、電波など国民共有の貴重な財産をお借りすることで成り立っているだけに、社会が抱えるさまざまな課題に対しても、高い志を持って貢献していく社会的責任があると認識しています。このような企業としての姿勢、従業員の持つべき考え方をまとめたものが「KDDIフィロソフィ」であり、そこにサステナブル経営の原点があると私は考えています。
また近年、事業のグローバル展開を積極的に進めていくなかで、各事業部門の連携強化とシナジー発揮のために、全従業員が共通の価値観を持って行動することが不可欠であると感じています。KDDIは2013年の改定を機に、本フィロソフィの浸透に向けて、国内外の従業員に向けた啓発活動を行っています。今後も「KDDIフィロソフィ」を全従業員が共有し、一丸となって使命を遂行することでサステナブル経営を推進したいと思っています。

すべてのステークホルダーの皆さまの声に耳を傾け、ともに創り出す

私たちは、事業を支えてくださっているお客さま、パートナー企業さま、株主の皆さま、地域社会や行政機関など多岐にわたるステークホルダーの皆さまと積極的に対話し、あらゆる分野における課題に取り組んでいます。その上で事業を通じて貢献し、さらに新しい社会的価値を生み出す「共創」こそが、KDDIが目指すサステナブル経営に重要であると考えています。私たちは、共創を通じて取り組むべき課題を「サステナビリティ重要課題」(マテリアリティ) と特定し、2018年3月に6つのマテリアリティを公表いたしました。

  1. 「安全で強靭な情報通信社会の構築」
  2. 「情報セキュリティの確保とプライバシーの保護」
  3. 「多様な人財の育成と働きがいのある労働環境の実現」
  4. 「エネルギー効率の向上と資源循環の達成」
  5. 「ICTを通じた心豊かな暮らしの実現」
  6. 「人権尊重と公正な事業活動の推進」

1.「安全で強靭な情報通信社会の構築」

高度情報化社会において、情報通信サービスはもっとも重要なライフラインといえます。このライフラインを阻害する自然災害などの不測の事態においても、安全で強靭な情報通信サービスを提供し続けることが、人々が安心して暮らせる社会・経済全体を支えることにつながり、その結果、自社の企業価値向上につながると考えています。

2.「情報セキュリティの確保とプライバシーの保護」

私たちは、お客さまが安心して私たちのサービスをご利用いただけるよう通信の秘密および顧客情報の保護に万全の体制を整えています。サイバー攻撃等の外部ネットワークからの不正侵入に対しては、専門組織による不正アクセス監視を24時間 x 365日実施し対応するとともに、内部からの情報漏えいに関しても、KDDIグループ全体で情報セキュリティ管理体制を敷きガバナンス強化に取り組んでいます。

3.「多様な人財の育成と働きがいのある労働環境の実現」

ダイバーシティ&インクルージョンの考えのもと、性別、年齢、国籍、言語、障がいの有無、性的指向、性自認などにとらわれず、あらゆる従業員の個性や力を組織に活かしていくための取り組みを進めることで、従業員のモチベーションアップと企業競争力向上を同時に目指しています。なかでも、女性の活躍に力を入れており、2012年度からは会社の意思決定の場に多くの女性が参画できるよう女性リーダーの育成・登用に注力し、2020年度までに女性ライン長を200名登用する予定です。
さらに、私たちは、「KDDIフィロソフィ」に基づき、常に職場における社員の安全確保と心身の健康保持増進を図るとともに、快適な職場環境を維持する取組みを行っています。健康経営の取組みにより、健康を大切にする文化を社内に定着させ、社員の活力と生産性の向上を追求していきます。

4.「エネルギー効率の向上と資源循環の達成」

2030年度までの長期目標として、「KDDI GREEN PLAN 2017-2030」を策定し、2030年度のKDDI単体 (国内) のCO2排出量を、2013年度比で7%削減する等、さまざまな目標を掲げています。今後、トラフィック (通信量) の増加により、電力消費量の増加も見込まれますが、KDDIは、社会的課題である地球温暖化対策の一環として、CO2排出量全体の削減をコミットすることで、電力消費量を抑えた技術開発などのイノベーションを起こし、本課題に対応していきたいと考えています。一方、環境に配慮した基地局の建設や、ICTを活用した社会の環境負荷低減につながるサービスの提供は、事業成長の機会になると捉えています。

5.「ICTを通じた心豊かな暮らしの実現」

私たちは、「お客さま体験価値を提供するビジネスへの変革」を2018年度までの中期目標の事業運営方針に掲げています。今後本格化するIoT・5Gの時代においては、「通信とライフデザインの融合」の具現化に向けた取り組みを加速し、KDDIの基盤事業である「通信」を核として、コンテンツ、コマース、エネルギー、金融、教育等、お客さまの生活に必要不可欠なサービスを拡充することで、社会課題の解決と心豊かな暮らしの実現に寄与していきたいと考えています。
さらに、グローバル事業を展開している国や地域においては、KDDIが、国内外で培った技術・経験・ノウハウを用いて、それぞれの国・地域の文化や社会・経済の状況にあわせた通信関連事業を展開することにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献してまいります。

6.「人権尊重と公正な事業活動の推進」

私たちは、役員・従業員の行動規範となる「KDDI行動指針」に、人権と個性の尊重を基本原則として定めています。また「KDDIグループ人権方針」は、全グループ会社を対象に、世界人権宣言などの国際的な基準の尊重、人権への負の影響の回避・低減、人権啓発活動の推進などに取り組むことを定めており、また、お取引先さまに対しても「KDDIサプライチェーンCSR推進ガイドライン」において、強制労働や非人道的な扱い、児童労働、差別の禁止等を明示し、同取り組みへの理解を促しています。

私たちは、こうした6つのマテリアリティへの取組みを通じ、今後も、ステークホルダーの皆さまの声に耳を傾け、イノベーションを通じた社会課題の解決とそれを支える多様な人財の育成に努め、KDDIの企業価値向上と持続可能な社会の実現を同時に目指していきたいと考えています。

2018年4月
代表取締役社長 髙橋 誠

KDDI

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