KDDI研究所が被災地の高校で講演会を実施

2012年3月6日

KDDI研究所は、2月15日、被災地にある岩手県立宮古北高校 (宮古市田老地区) において、『スマートシティ (注1) と未来生活』をテーマに、スマートシティの重要な要素 (省エネ、高齢者や子どもにもやさしい、災害にも強いなど) とその実現性についての講演会を実施しました。同研究所が技術開発した『てのひら AR (Augmented Reality) 』 (注2) や『自由視点映像技術』 (注3) の動画紹介に加え、将来展望としての『香り通信』 (注4) や『自動翻訳機能』 (注5) などの具体的な事例を交え、高校生がグローバルで楽しい未来の生活を創造できる講演となるよう努めました。
また、同研究所が開発した健康管理端末『メディックケアステーション』 (注6) を保健室に設置し、生徒や職員の健康維持、保健師による健康指導に活用頂き、校内のコミュニケーションの活性化にも繋がっています。

  • ※ 本支援について
    宮古市国民健康保健 田老診療所のご協力のもと、公立大学法人 岩手県立大学、特定非営利法人 ゴーフォワードジャパンと共同で行っています。
  • 注1) スマートシティ
    再生可能エネルギーを効率よく使い、環境負荷を抑える次世代環境都市のこと。
  • 注2) 『てのひら AR (Augmented Reality) 』
  • 注3) 『自由視点映像技術』
  • 注4) 『香り通信』
    携帯やパソコン等、コンピュータ-ネットワークなどを通じて、香りを伝える技術の総称。 (香りの情報を伝送し、それをもとに受信側で香りを合成する仕組みなどが考案されている。)
  • 注5) 『自動翻訳機能』
    音声合成技術と自動翻訳技術等を組込み、携帯電話で話した言語 (例日本語) が自動的に相手の言語 (例英語) に変換され、読み上げる機能。
  • 注6) 『メディックケアステーション』

写真: 講演を行うKDDI研究所 会長 安田 豊

講演を行うKDDI研究所 会長 安田 豊

写真: 保健室に設置したメディックケアステーションで計測する生徒

保健室に設置したメディックケアステーションで計測する生徒