| 日時 | 2005年9月3日 (土) 14:00~15:00 |
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| 場所 | 大和コンファレンスホール |
- ケータイ事業への新規参入企業について
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2005年7月に新しい周波数の割り当てが発表されたが、年内には審査が済み割り当てが行なわれるので、従来の4社に加え、新しい企業参入も見込まれている。新規参入企業には、ソフトバンク (株) の名も上がっている。また当社グループ内のauとTU-KAは合併し、ブランドとしてはしばらく残るが、企業としては一本化される。
当社は新規参入企業により、競争が活発となることを歓迎している。マーケットがこう着しているよりも動いている方が競争は起こり、ビジネスチャンスが生まれやすくなるためだ。しかしケータイ業界はインフラがベースになるので、認可を受けて準備をし、市場に参入し、従来企業と互角に渡り合っていくには、大変な時間が必要だと考えている。当社も毎年何千億円という設備投資を行なっており、これからも続けていかねばならないが、それはNTTドコモも同様。それを新規参入企業はゼロからスタートしなければならない。
また、これまでは新しいお客さまがどんどん加入した成長の時代だったが、これからはすでにケータイ電話を利用しているお客さまを他社から乗り換えさせることが必要となる。そのためには既存企業よりも優位性が発揮できる状態でないと、ビジネスを成立させることができない。そのため、新規参入企業は大変難しい状況に置かれていると思う。このような状況を株主さまや投資家さまの立場で考えると、新規参入企業が参画するとは言っても、業界地図への大きな変化はしばらくはないと言えるだろう。
一例として、NTTドコモの「FOMA」のサービスについて説明させていただく。「FOMA」はようやく当社の第3世代ケータイのサービスに追いついてきたが、準備期間を入れてお客さまに満足いただける状態になるまでに5年くらい掛かっている。豊富なリソースや技術、経験のあるNTTドコモでさえ、新しいネットワークに際しては、そのくらいの時間が必要だった。新規参入企業は、そういったお客さまを自社に乗り換えさせる必要があるので、5年以上の時間は掛かるだろう。しかしその時には当社はさらに先に進んでいるだろう。新規参入企業により競争は活発になると思うが、彼らはサービス力では対応できないので値段だけで勝負することもあるかもしれない。多様化するお客さまのニーズに耐えられるサービスに対応するには、ある部分に特化するようなビジネス展開にならざるを得ず、全方位で戦うことにはならないだろう。

