北海道 (留寿都・札幌) における「マルチワンセグメントサービス実験」への参画について

No. 2008-142

2008年5月28日

KDDIは、総務省「ユビキタス特区」事業のひとつである「マルチワンセグメントサービスの実証」プロジェクトを遂行する「マルチワンセグメントサービス実証実験協議会」(事務局: 札幌総合情報センター株式会社) に加盟し、2008年度に北海道留寿都村および札幌市で実施されるサービス実験において、実験用au携帯端末を用いたマルチワンセグメントサービスの送受信実験に参画します。

マルチワンセグメントサービスとは、各テレビ局が送信する地上デジタルテレビ放送の中からワンセグ放送信号だけを取り出し、それらをひとつの束 (6MHz帯域) として放送するものです。既存放送に使われていない空周波数で送信できるため、既存の固定受信等への影響を避けることにより、地下街や駅構内といった地上デジタル放送波が直接届きにくい場所への送信に有効な技術として注目されています。また、地上波放送に使われていない空チャンネルで送信することによる周波数の有効利用や、ある特定の受信エリア限定の独自放送への活用なども期待されます。

KDDIは実証実験協議会の一員として本実験を通じて、携帯端末向けマルチワンセグメントサービスについて、お客さまが求める放送と通信の連携サービスのあり方などを検証します。

〈実施概要〉

  • 留寿都村での実証実験
    「北海道洞爺湖サミット」開催期間中、留寿都村内において、関係者へマルチワンセグメントサービスに対応した実験用au携帯端末を貸出し、UHF帯の空きチャンネル (実験局) にて送信されるマルチワンセグメントサービスの放送番組の視聴や、データ放送から関連WEBサイトへのリンク接続を実際に体験していただくとともに、技術的検証等を行うことを計画しています。
  • 札幌市内での実証実験
    今年度後半に、「さっぽろ地下街」などにおいて、市民や観光客等へマルチワンセグメントサービスに対応した実験用au携帯端末を貸出し、防災情報やショッピングと連動した集客・交流情報等を実際に体験していただくとともに、新たなモバイルメディアの活用による地域情報提供サービスの実現に向けた検証を行うことを計画しています。
  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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