「ケータイ×TV連携、FMBCスマートプラットフォーム」の開発について〈別紙〉

「ケータイ×TV連携、FMBCスマートプラットフォーム」の主な特徴

●1. メディア横断おすすめ視聴

個人の嗜好に基づき、おすすめコンテンツを自動提示したり、放送番組を自動録画したりします。おすすめ対象となるコンテンツは、地上波放送番組、VOD (ビデオ・オン・デマンド)、インターネットビデオ等、その情報ソースを問わず横断的に扱うことが可能です。おすすめコンテンツの提示は、「映像コンテンツ中の重要シーン自動検出技術」(注1) により、直感的なサムネイル形式で、携帯電話ならびにTVに対して行います。

  • 注1) 「映像コンテンツ中の重要シーン自動検出技術」は、テレビ番組などの映像コンテンツから制作者が強調したい重要シーンを自動的に抽出するもので、KDDI研究所独自の技術により、画面全体の画素の動き方や画面中央部と周縁部との情報密度の違いなどの解析によって制作技法の推定を行い、その「制作技法」から重要シーンの特定を行います。

●2. テレビダイジェスト視聴

「新形式の要約コンテンツ生成技術」(注2) により、ちょっとした空き時間に、ニュースやドラマの番組内容を紙芝居風に短時間で確認することが可能です。また、字幕も同時に表示されるため、音声を出せない環境でも閲覧可能です。例えば、通勤電車の中で、朝のニュースを5分程度でチェックすることができます。

  • 注2) 「新形式の要約コンテンツ生成技術」は、番組に含まれる字幕 (クローズドキャプション) と、その内容に沿う静止画面を紙芝居風に次々と表示するもので、KDDI研究所独自の文節境界検出技術により、字幕を加工し読みやすい長さに整形するとともに、同じく独自の代表画像抽出技術により、各字幕に適切に対応する代表的な静止画像の選択と表示を実現します。

●3. ファミリーコンテンツおすすめ視聴

「グループレコメンド技術」(注3) および「番組関連情報検索・提示技術」(注4) により、家族の好みを自動的に集約して、リビングルームで視聴中の家族に最適なコンテンツ情報を提供します。TVの画面上には、家族全員の嗜好に合わせた視聴中番組の関連情報が提示されます。さらに、個人の携帯電話には、ひとりひとりの好みに合わせた番組関連情報が提示されます。

  • 注3) 「グループレコメンド技術」は、家族や友人などのグループメンバーの個々の好みを適切に推定・集約して、共同で利用するコンテンツを推薦するもので、KDDI研究所の独自技術により、グループ (たとえば家族) の属性 (年齢や性別・家族関係) やコンテンツの利用履歴 (個人の履歴・一緒に視聴した履歴) から、個々の好みや家族内での意思決定パターンを自動学習して、家族向けコンテンツを推奨します。
  • 注4) 「番組関連情報検索・提示技術」は、放送番組から内容に沿った関連情報を自動的にWebから検索・収集するもので、KDDI研究所の独自技術により、番組に含まれる字幕 (クローズドキャプション) と映像シーンの構造の情報に基づいて、番組の進行に合わせながら検索用キーワードを字幕から抽出し、Webページの検索を自動的に行います。

●4. ケータイ・TV連携ニュース視聴

携帯電話で閲覧したニューステキストに該当する映像シーンを、ご家庭の録画機に記録されているニュースや情報番組から自動で抜き出し、TV上で再生します。帰宅途中、電車の中でチェックしたニューステキスト・トピックの気になるシーン (動画) を、帰宅後TV上で観ることができます。

  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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