データセンター「TELEHOUSE」の南アフリカ拠点の開設について
~日系通信事業者初のアフリカ展開「TELEHOUSE CAPE TOWN」~

No. 2009-303

2009年12月2日

KDDIグループの欧州現地法人、TELEHOUSE EUROPE (社長: 三井 徳次) は、南アフリカ共和国 (以下、南アフリカ) のケープタウンにおいて、日系通信事業者としてはアフリカ地域で初めてとなるデータセンター「TELEHOUSE CAPE TOWN」(テレハウスケープタウン) を開設し、2009年12月2日 (水) にサービスの提供を開始します。

「TELEHOUSE CAPE TOWN」は、南アフリカのケープタウン市内に位置し、世界的に高い評価を得ている「TELEHOUSE」グローバルスタンダードを満たしたハイスペックなデータセンターです。24時間365日の厳戒な巡回警備・監視体制で管理された万全の環境で、お客さまのビジネスに不可欠なICT資産を安全にお預かりします。インフラ設備は冗長構成を標準とし、複数ルートによる電力供給やUPS (無停電電源装置)、自家発電設備を完備し、停電などの障害発生に備えるほか、火災検知システムなどトラブルの未然予防設備も備えています。これにより、世界的に需要が増大しているICTアウトソーシング、DR (注1)、BCP (注2) への対応をさらに強化します。

「TELEHOUSE CAPE TOWN」は、南アフリカでは初のキャリア・ニュートラルなデータセンター事業者であるTeraco Data Environments (CEO: Tim Parsonson、以下「Teraco」) が、2009年2月にケープタウンに建設したデータセンターを、TELEHOUSE EUROPEと「Teraco」が締結したパートナーシップ契約に基づき、開設します。
「Teraco」はヨハネスブルグにも新たなデータセンターを建設中で、TELEHOUSE EUROPEでは、2010年春に当該センターを「TELEHOUSE JOHANNESBURG」として開設する予定で準備を進めています。

KDDIが展開する海外のデータセンター「TELEHOUSE」は、1989年の米国および1990年の英国におけるサービス開始以来、日系企業のお客さまだけでなく、欧米の多数のキャリア、ISP、インターネットエクスチェンジなどにご利用いただいており、今回の開設で、拠点数は8地域、9都市、14拠点になります。

南アフリカは、ビジネスインフラの整備が進んでいることや、アフリカ企業の域内進出にともなう外資との提携拠点、国際的なイベントの開催地として、着実に発展を遂げてきています。KDDIは、これまでも事業展開の技術と運用ノウハウを結集し、アフリカ地域でネットワークや付随するソリューションを提供してきましたが、このたび「TELEHOUSE CAPE TOWN」の開設により、グローバルICTソリューションの提供レベルを高めるとともに、これまで以上にお客さまに安心・安全なICT環境をお届けし、お客さまのグローバルビジネスをサポートします。

詳細は別紙をご参照ください。

  • 注1) Disaster Recoveryの略。地震や火災などの災害による不意のトラブルに備えたシステムおよびデータの保護対策。
  • 注2) Business Continuity Planの略。たとえば、地震などの災害を想定して、事業の継続および復旧するための作業手順などを策定すること。具体的には、安否確認、バックアップシステム、要員の確保、代替オフィスの確保などの計画が含まれる。
  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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