2010年3月30日
TOKYO FM (株式会社エフエム東京 本社: 東京都千代田区、代表取締役 冨木田 道臣) と幻冬舎 (株式会社幻冬舎 本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長兼社長執行役員 見城 徹)、KDDI (KDDI株式会社 本社: 東京都千代田区、代表取締役社長兼会長 小野寺 正) の3社は、共同主催で開催している10代限定文学新人賞 第二回「蒼き賞」のグランプリを2010年3月30日に発表しました。グランプリ受賞作品は、カッパ (宮崎県、16歳) の「冬のひまわり」に決定しました。また、準グランプリ受賞作品は、渡冶原海 (埼玉県、14歳)「Over the Bridge」、猫恵 (埼玉県、19歳) 「スズノネ」の2作品に決定しました。
本文学賞では、作品のあらすじと、第1話のみの、"未完成作品での応募" を実施し、全国から3,200におよぶ作品が集まりました。この中から「SCHOOL OF LOCK!」番組スタッフ、幻冬舎スタッフ、KDDIスタッフが最終ノミネート6作品を選出し、ノミネート作品に選ばれた10代の作者たち (内4名が中学生、1名が高校生、1名が大学生) は、「SCHOOL OF LOCK!」の番組サイト (PC&携帯) およびau携帯電話の電子書籍にて、6週間にわたって連載を行い、3月15日配信の第五話で作品を完結させました。
連載中それぞれの作者には、幻冬舎のプロの編集者 (相談役) が付き、さらに、作品ごとに「リスナー感想掲示板」を設置し、全国のリスナー達からの応援や励ましのメッセージはもちろん、感想や意見などのリアクションを参考にしながら、物語を完成させました。
第二回「蒼き賞」より開始したau携帯電話向け電子書籍の総ダウンロード数は、第一回「蒼き賞」ノミネート作品を含め10万に達するなど、10代のお客さまをはじめとした幅広い世代のお客さまの反響を得ました。
作品完成後、リスナーによる投票、審査員による審査を行い、グランプリ他優秀作品を選出し、3月29日の「SCHOOL OF LOCK!」内で第二回「蒼き賞」受賞作品を発表しました。優秀作品は、2010年6月幻冬舎より書籍刊行、同時にau携帯電話限定で電子書籍として配信します。
「蒼き賞」は、TOKYO FMの人気ラジオ番組 "未来のカギを握るラジオの中の学校" がコンセプトの「SCHOOL OF LOCK!」(毎週月～木曜22:00～23:55、金曜22:00～22:55、23:30～23:55/TOKYO FMほかJFN系38局ネット) と、"未来の鍵を描く出版社" 幻冬舎により一昨年スタートしました。第二回目の本年度は新たに "未来の鍵を繋ぐ携帯au" のKDDIが主催者に加わりパワーアップしてお送りする、10代のための一大文学プロジェクトです。
〈第2回蒼き賞概要〉
| グランプリ: | 「冬のひまわり」カッパ (宮崎県、16歳) |
|---|---|
| 準グランプリ: | 「Over the Bridge」渡冶原海 (埼玉県、14歳) 「スズノネ」猫恵 (埼玉県、19歳) |
〈一昨年、TOKYO FMと幻冬舎により始まった文学史上、最高にロックな新人賞。文字通り、蒼い才能を、蒼く光らせる文学賞である。ノミネートされた10代の作家たちは、夏から秋にかけて、リアルタイムに感じた "感性" を、そのまま作品にぶつける。完成された作品を募集するのではなく、未完成の状態でノミネートと連載を実施するのは、その "ライヴ感" を大切にしたいからである。連載中の時間軸で感じた感覚を、そのまま文字に刻んで行く、ロックなライヴ・ライティング。これが、10代限定の文学新人賞「蒼き賞」の特徴と意義である。第二回からKDDIも主催者として加わり、au携帯電話向けに電子書籍での連載も開始した。〉
「明日エクスプレス」村咲絢香 (岩手県、15歳)、「Over the Bridge」渡冶原海 (埼玉県、14歳)、「スズノネ」猫恵 (埼玉県、13歳)、「なぜ、ナゼ、何故」橙愛 (群馬県、13歳)、「冬のひまわり」カッパ (宮城県、16歳)、「ロンリーベム」イヌワラビ (京都府、15歳)
グランプリには、賞金30万円が授与されます。
さらに、2010年6月、受賞3作品は幻冬舎より書籍刊行、au限定で電子書籍として配信開始予定。
