RFIDリーダ/ライタ対応の携帯電話の開発について

No. 2010-130

2010年5月10日

KDDIは、法人のお客さま向けに、構内PHSまたは無線LANに対応するSDIOカード (注1) が装着できるビジネスケータイ「E05SH」について、新たにRFID (注2) リーダ/ライタ機能を搭載したSDIOカード (以下、RFIDカード) に対応するための開発を行います。
該当端末は2010年度中に商用端末として提供を開始するとともに、賛同メーカーと連携して、携帯電話を活用したRFIDソリューションの提供を進めていきます。

また、オープンなアプリケーションプラットフォームである「.net by au」(注3) についても、RFIDに対応することで、オープンなアプリケーション開発環境を提供し、RFIDを利用した総合的なビジネスソリューションへの拡張を可能とします。

これまで「E05SH」では、構内PHSまたは無線LANに対応するSDIOカードを装着することにより、企業内での内線通話とau携帯電話の用途に1台で対応するほか、「OFFICE FREEDOM」、「KDDI ビジネスコールダイレクト」やKDDI固定電話サービス (注4) と組み合わせてご利用いただくことにより、多様化するお客さまのニーズにフレキシブルに対応する内線ソリューションを提供してきました。
このたび、「E05SH」を、物流、物品管理の分野等で特に活用が期待されるRFIDリーダ/ライタ機能に、いち早く対応した携帯電話として開発し、携帯電話とRFIDが連携した新たなRFIDソリューション市場に対応していきます。

なお、RFIDカード対応携帯電話の開発において、総務省「ユビキタス端末技術の研究開発」プロジェクト (注5) の成果の一部が活用されています。

KDDIは、今後も様々なカードへの対応も検討し、多様なお客さまニーズに対応できる ソリューションの提供に努めます。

詳細は、別紙をご参照ください。

  • 注1) SDメモリーカードと同じ端子のカードスロットを拡張カードに利用する規格。
  • 注2) Radio Frequency Identificationの略。ICチップ内のID情報を外部から無線により読み書きする仕組みで、個別のIDを持つRFIDタグを様々なモノや人に持たせることで、それらの識別や管理を可能にする技術。
  • 注3) 「.net by au」はBREW®上で動作する.NET Frameworkベースのアプリケーションプラットフォーム。
    詳細はホームページをご参照ください。
  • 注4) 「KDDI 光ダイレクト」、「KDDI 光ダイレクト over Powered Ethernet」、「KDDI メタルプラス (事業所用)」、「KDDI-IPフォン」を指します。
  • 注5) プロジェクトの詳細は、総務省のホームページをご参照ください。
  • ※ 現在提供中の「E05SH」においては、RFIDリーダ/ライタ機能をご利用いただけません。
  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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