日本~欧州間で最短ルートとなる10Gbps波長サービスの提供開始について

No.2012-021

KDDI株式会社

2012年1月17日

KDDIは、2012年1月31日より、ロシア最大の長距離通信事業者Rostelecom (本社: モスクワ、社長: アレクサンドル・プロボトロフ、以下ロステレコム) と共同で、日本~欧州間では最短ルート (注1) となる10Gbps波長サービスの提供を開始します。

本サービスは、日本~ロシア間を結ぶ光海底ケーブルネットワーク「RJCN」 (注2) とロシア国内を経由して欧州へ至るロステレコムの大陸横断ケーブルネットワーク「TEA」 (注3) および「TEA2」を利用し、日欧間を最短ルートで結びます。波長レベルでの提供により、大容量コンテンツやリアルタイムでの双方向通信を低遅延 (注4) かつ安価にご利用いただけます。

KDDIは、ロステレコムとの協力により、RJCN~TEAを経由する東京~ロンドン間 (総延長約1万km) の専用線サービスにおいて100%の稼働率 (注5) を維持しており、主に金融機関のお客さまや欧州・アフリカなどで開催される各種イベントでの映像伝送など、厳しいネットワーク品質が求められる用途で利用されています。また、RJCNは日本海を経由するため、東日本大震災でも影響を受けることなく欧米向けの基幹ネットワークとして稼動した実績を持ち、今後もケーブルダイバシティとしての重要な役割を担っていきます。

KDDIは、グローバル規模のクラウドやデータセンター間の通信など、今後も増え続けるトラフィック需要に対応するため、グローバルネットワークの大容量化および高品質化に努めていきます。

  • 注1) 2012年1月16日現在。KDDI調べ。
  • 注2) Russia-Japan Cable Network
  • 注3) Transit-Europe-Asia
  • 注4) RJCN~TEA経由ルートの日欧間伝送遅延値は、インド洋経由ルートと比較して70~100msec、米国・大西洋経由ルートと比較して45~60msecの短縮を実現 (当社比)。
  • 注5) 日本/ロンドンの当社POP間において。2012年1月16日現在。
  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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