2000年5月17日
日本移動通信株式会社

「HDR」のフィールド試験用実験局免許の申請

 移動電話の日本移動通信株式会社(略称:IDO、社長:中川 哲)は、高速データ通信方式「HDR」(igh ata ate)の性能評価を目的としたフィールド試験を東京都内で行うため、昨日、郵政大臣に実験局の免許申請をいたしました。

 「HDR」は、先進の携帯・自動車電話システム「cdmaOneTM」の技術を応用し、インターネット接続に最適化したデータ通信方式です。米国クアルコム社により開発がなされ、最大2.4Mbpsの高速データ伝送および高い周波数利用効率を、「cdmaOne」と同等の周波数帯域幅で実現するものです。

 今後、急速な増加が見込まれるモバイル領域の高速データ通信需要に対応するため、今回実施する実験を通じて、「HDR」の技術評価を進めてまいります。

 なお、今回の試験にあたっては、日立製作所、クアルコム社、およびシスコシステムズ社の協力を得て実施する予定です。



1.「HDR」の特長
(1) 「cdmaOne」の技術を応用

「cdmaOne」と同等のスペクトル拡散方式を採用。下りリンクでは、常に最大出力で送信し、移動局の受信状態に応じて最適な変調方式(QPSK、8PSK、16QAM)を選択。セクター内のスループットが最大となるよう制御を実施。

(2) 最大2.4Mbpsの高速データ伝送

下りリンク最大2.4Mbps、上りリンク最大153.6kbpsのベストエフォート型スループットを実現。

(3) 高い周波数利用効率

下りリンクにおいて、ソフトハンドオフおよび電力制御など、データ通信に不要な機能を省き、高い周波数利用効率を実現。

(4) フルIPベースの通信方式

無線区間も含め、フルIPベースにより、インターネット接続に最適化したシステム。ルータおよびサーバなどによるシンプルなネットワーク構築が可能。


2.フィールド試験の概要
  ○試験内容
無線特性試験およびシステム試験を実施し、基本的な性能を確認。
  ○実施時期
本年6月〜12月(予定)
  ○実施場所
東京都千代田区他
  ○基地局数
数局
  ○周波数
800MHz帯


−以 上−



(参 考)