「災害用伝言板」とは、大きな地震や台風など大規模災害が発生したときに、ケータイサイトとインターネット上に設けられる安否を確認するための伝言板のこと。
災害が起こると、家族や友人などの安否を確認しようと、たくさんの人が電話をかけます。ところが電話回線には限りがあるため、電話がつながりにくくなり、安否の確認がなかなかできない……なんてことに。東日本大震災のときも、ケータイをかける人が多く、ケータイがつながらない、という現象が起きてしまいました。そもそも、災害時は回線がパンクしてネットワーク全体がダウンなんてことにならないよう、発信規制や接続規制といった通信制限が設けられるようになっています。
災害用伝言板は、こうした災害時の回線の集中を避けるための手段として誕生しました。回線がパンクしにくいデータ通信を使い、スムーズかつ確実に安否を確認することができます。
KDDIの災害用伝言板サービスがスタートしたのは、2005年1月。災害用伝言板システムという大容量の専用サーバーがあり、大規模災害が起きると、KDDIのオペレーションセンターがこのシステムを立ち上げるようになっています。
災害発生地域でauケータイを利用している人は、災害用伝言板に自分の安否情報を登録。登録された安否情報は、EZweb/IS NETやインターネットを通じて、全国の人が見ることができます。また、あらかじめ災害用伝言板メニューの安否お知らせメール設定画面で、無事を知らせたい人のEメールアドレスを登録しておけば、安否情報を登録したときに相手にメールで知らせてくれます。
家族や友人が、被災した人の安否情報を見るときには、相手のケータイ番号を入力して検索する仕組みになっています。以前に困っていたのが、相手がどこの携帯電話会社を使っているのかわからないとき。相手がauを使っているとわかれば、auの伝言板で検索すればいいのですが、他社の場合は、NTTドコモ、次はソフトバンクと、アクセスする伝言板を切り替え、そのたびにケータイ番号を入力して検索しなおさなくてはなりませんでした。
これでは使い勝手が悪いため、2010年3月からは、ケータイ番号を入力すると、各社の伝言板サーバーを順番に検索できるように改善されました。例えば、auユーザーがauの伝言板サーバーで探している人を見つけられなかった場合、続いてNTTドコモ、ソフトバンクと加入者が多い順に検索する仕組みになっています。
KDDIは、毎月1日と15日 (午前2時~午後11時) 、正月三が日 (1月1日昼12時~3日午後11時) 、防災週間 (8月30日~9月5日) 、防災とボランティア週間 (1月15日~21日) に、どなたでもご利用いただける体験版の災害用伝言板サービスを提供しています (注)。万が一に備えて、家族で伝言板の利用方法を確認してみてはいかがでしょうか。
注) 災害用伝言板体験サービスは、提供期間を延長する場合がございます。





