世界の郷土料理
ハサニ・モハマド・ユノスさんの[なすのトマト煮 ヨーグルト添え]

アフガニスタンで「ブラニー・バデンジャ」と呼ぶ、野菜を使った代表的な家庭料理です。バデンジャはなすの意味で、かぶならブラニー・シャラガム、じゃがいもならブラニー・カチャルトと、いろいろな野菜のトマト煮があります。仕上げにヨーグルトとミントパウダーをかける点がポイント。ちぎったナンなどのパンに挟んでほおばってください。

ハサニ・モハマド・ユノスさん
ハサニ・モハマド・ユノスさん
店のオープン当初から奥さんのローヤさんと二人で、調理を担当するハサニさん。在日14年が経ち、日本語は日常会話をほぼマスターするまでに上達しましたが、調理場の壁には五十音の表を張り、とても勉強熱心。宗教上の理由でアルコール類を一切とらないため、日本では成分を細かくチェックしながら食材を購入しているそうです。
なすのトマト煮 ヨーグルト添え
 
材料
(5〜6人前)
なす 10〜12本/サラダ油 適宜/トマトホール缶 カップ1/にんにくのみじん切り 1片/カレー粉 大さじ1.5/塩 大さじ1/ヨーグルト、ドライミント 各少々
作り方
  1. なすは皮をむいて縦半分にしてから、さらに縦半分に切る。
  2. 高温の油で表面がきつね色になるまで素揚げし、油を切る。
  3. トマトホールを適当な大きさに刻み、なす、にんにく、カレー粉、塩と一緒に鍋で約5分間煮込む。
  4. 表面に油が浮いてきたら皿に盛り、ヨーグルト、ドライミントをかける。


写真
店で使っているカレー粉はアフガニスタン製。家庭では手近のものを使用する。
   
写真
ドライミントの市販は手に入りにくいので、生を乾燥させ、指先で細かく砕いて使う。

お店の様子
アフガニスタン料理 神田カブール食堂
「甘味、辛味、酸味がすべてほどほど」というのが、ハサニさんのいうアフガニスタン料理の特徴です。肉は羊をはじめ鶏、牛などが中心で、魚介はほとんど食べません。主食はナンですが、長さ1cmほどの米を使った炊き込みご飯「パラウ」は店でも大人気。また、ひよこ豆、レンズ豆、赤豆、白豆などの豆料理も豊富で、ドライのサンプルと照らし合わせながら、メニュー選びが楽しめます。昼はAセット850円から、夜は2000円からのコースのほか、一品料理も用意されています。
●住所
東京都千代田区神田小川町3-11 ダイワビルB1
●電話
03-5281-3225
●営業時間
平日 ランチ 11:30〜14:00/ディナー 18:00〜21:00(LO)
土曜日 11:30〜21:00(LO)
●定休日
日曜祝日
●URL
ハサニ・モハマド・ユノスさんとっておき
日本と同様に、アフガニスタンの春もまた、さくらの開花が知らせてくれます。さくらはアニバルと呼び、5月には花、6月になると実、そして収穫した実を乾燥させて8〜9月にはドライ・アニバルが市場に並び、料理に加えて食べる習慣があります。実は日本のさくらんぼと同じくらいの大きさで、やや縦長にスリム。味は甘味が少なく酸味が強いため、夏の暑さをしのぐ食品のひとつとして、庶民に親しまれています。生の実はサラダに、ドライはアーシュという日本のうどんに似た日常食にふりかけて食べるのが一般的です。
アフガニスタンの位置
 
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