世界の郷土料理
タル・キタオカさんの[シャクシュカ]

スパイスのきいたトマトソースに卵を落として煮込みます。イスラエルでは朝食によく食べられる卵料理のひとつですが、ピタパンに詰めればボリューム感が増して立派な一品料理に。作るときのポイントは卵がフライパンの底に当たって焦げないように、弱火で火を入れること。卵の固さは好みですが、温泉卵よりやや固めがタルさんのお勧めです。

タル・キタオカさん
タル・キタオカさん
イスラエル人の母と、日本人の父を持つタルさんは、生まれも育ちもイスラエルのテルアビブ。7年前、仕事のために来日し、3年前からシャマイムの料理とサービスの両方を担当しています。子どものころから料理を作るのが大好きだったタルさんが、師匠のもとで修業することなく自分の舌でおいしいと感じた料理を作って提供。特にイスラエルの代表料理ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)は、自信作だそうです。
シャクシュカ
 
材料
(2〜3人分)
玉ねぎ 1/2個/トマト 中2〜3個/サラダ油 適宜/にんにくのスライス 2〜3片分/卵 3個/チリパウダー 小さじ1/2/カイエンヌペッパー、パプリカ 各適宜/ドライマジョラムパウダー 適宜/コリアンダーの葉(香菜) 少々/塩、こしょう
作り方
  1. 玉ねぎを1cm角に、トマトはひとくち大に切る。
  2. 油を熱して玉ねぎを少し色づくまで炒め、にんにく、トマトを加えて軽く炒める。
  3. チリパウダー、塩、こしょうを加えて火を弱め、蓋をして3〜4分加熱する。
  4. 木べらでトマトをつぶしたらソースの一部にへらで穴をあけ、そこに卵を落とす。同様に3か所に卵を落としたら塩、カイエンヌペッパーで味を調え再び蓋をする。
  5. 白身が白くなったらパプリカ、マジョラムを混ぜ、仕上げにコリアンダーの葉を加える。
イメージ マジョラムに白ごま、塩がブレンドされた調味料のザータ。日本の家庭ではドライマジョラムで代用。

イメージ シャクシュカをピタパンに詰めたりパンに挟んで食べるのがお勧め。

イメージ お店ではターヒーナと呼ぶ、白ごまペーストをベースにレモン汁、にんにく、塩、こしょうを加えたソースをのせて食べても。
お店の様子
イスラエル料理「シャマイム」

西武池袋線・江古田駅より歩いて1分ほどの場所にある、日本で唯一の本格派イスラエル料理店。95年にオープン以来、近隣、遠方より多くのファンを集めています。人気は食べ放題コース2000円。15種類のイスラエル家庭料理を注文ごとに作るため、できたてのおいしさが楽しめます。イスラエル料理はスパイスを多く使いながらマイルドな仕上がりなのが特徴。中でもクミン、コリアンダーは香りづけによく使われます。

●住所
東京都練馬区栄町4-11
●電話
03-3948-5333
●営業時間
火〜金曜 17:00〜24:00/土〜日 12:00〜24:00
●定休日
月曜日
タル・キタオカさんのとっておき
おいしくて栄養満点、ベジタリアン料理の代表格「ファラフェル」。ひよこ豆を粗めにつぶしてスパイスで香りづけし、団子形して揚げるミニコロッケです。イスラエルではファラフェル専門の小さな店があちこちにあり、ランチタイムともなればビジネスマンがファラフェルとサラダを詰めたピタパンをほおばる姿がよく見られます。また、僕がよく通ったテルアビブ・ヴェツァエル・マーケット近くの専門店では渡されたピタパンがなくなるまで、何度でもファラフェルが詰め放題で、食べ盛りの若者客の人気を集めていました。
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