世界の郷土料理
バイラさんの「ホーショール」
モンゴルの家庭では、自家製の皮で作った餃子をよく食べます。具は羊肉がベースで、野菜は貴重品なので玉ねぎが入るくらい。「遊牧民」ではキャベツも加え、栄養価をさらに高めています。ホーショルは焼き餃子のことですが、多めの油で火を通すため、見た目は揚げ餃子のよう。かじった断面にツォーと呼ばれる醤油をかけながら、あつあつを手で食べるのがモンゴル流です。
バイラさん
バイラさん
来日して1年のバイラさんは、モンゴルのウランバートル出身。「遊牧民」で働きながら、日本語学校に通う学生です。近い将来は旅行会社を経営しているお兄さんを見習って、自分でも旅行会社を立ち上げたいそう。相撲の朝青龍の影響もあって、モンゴル観光は、日本人からも徐々に人気を集めているそうです。
ホーショール
 
材料
材料(32個分)
皮(薄力粉 500g、水 200cc、全卵 1/2個)/ラム肉の粗挽き 320g/キャベツの粗みじん切り 80g/玉ねぎの粗みじん切り 80g/サラダ油 適宜/塩、こしょう
作り方
  1. ボールに粉を入れて水、全卵を加え、手でよく混ぜて耳たぶの固さにする。水は少しずつ加えながら固さを調節する。生地がまとまったらラップをかぶせて30分〜1時間、室温で休ませる。
  2. 具を作る。ラム肉は挽き肉が手に入らなければ、包丁で粗みじん切りにする。ボールにラム肉、キャベツ、玉ねぎを入れて手でよく混ぜ、塩、こしょうで味を調える。塩は少し強めにし、少量をゆでたり焼いたりして味を見るとよい。
  3. 皮を1個分ずつ切り、麺棒で薄く伸ばして直径12cmの円形にし、具を包んで縁に水を塗って閉じる。
  4. 多めに熱した油で餃子をひっくり返しながら焼く。モンゴルの醤油の代わりに日本の醤油をつけてもよい。
写真 餃子の大きさは自由。お店では大きめに作り、1人前4個を盛りつけている。
モンゴル料理 遊牧民
下北沢駅から賑やかな商店街を1〜2分歩き、露地を入ってすぐの場所に、オーナーの米山さんが7〜8年前にモンゴルを訪れ、草原の美しさと遊牧民の無駄のない生活に感激してお店をオープンしました。「おふくろの味」と慕ってスタッフや常連にもモンゴル人が多く、とても家庭的な雰囲気に包まれています。5種の餃子をはじめ、手打ちうどんやラム料理のほか、馬乳酒のアイラグ、モンゴルのウォッカ・アルヒなどがお勧め。ランチは600円から、夜は2500円からのコース料理や一品料理が楽しめ、また定期的に行なわれるプティ演奏会では、馬頭琴(ばとうきん=モンゴルの代表的弦楽器)とホーミイ(ひとりで同時に高音と低音を出す歌唱法)の、生の音色を聴くことができます。

●住所
東京都世田谷区北沢2-12-10
●電話
03-3410-8204
●営業時間
11:30〜14:00、17:30〜22:30
●定休日
月曜日
バイラさんのとっておき
モンゴル航空ミアットの直行便に乗れば、日本からモンゴルへは約5〜6時間。冬の寒い時期はマイナス25度にもなりますが、夏場なら軽井沢のように過ごしやすいので、訪れるなら7〜8月がお勧めです。日本の4倍近い広さで、人口は群馬県と同じくらい。観光は車の運転ができるガイドを紹介してもらうのが、断然お勧めです。モンゴルにはガソリンスタンドがあまりないので、ドライバーは車の修理もでき、いつでもガソリンを積んで走っています。すれ違うのは人より牛や羊が多いくらいなので、現地に詳しい人がそばにいると安心。「遊牧民」では現地ガイドを紹介する窓口も設けているので、ぜひご相談ください。
モンゴルの位置