世界の郷土料理
モジャム・ナイム・アヘメドさん [チキンカレー]

チキンカレーはパキスタンでもチキンカレーと呼びます。ナイムさんが子どものころ、とり肉はお肉の中でいちばんの高級素材だったそうですが、今は2番手のラムと同格に。とり肉は骨つきの皮をはいで使うのが理想的です。炒めるときの油をたっぷりと使い、野菜は煮崩れるように、とり肉は形が残るように仕上げるのがポイントです。

モジャム・ナイム・アヘメドさん
モジャム・ナイム・アヘメドさん
学生時代からずっと蒲田に住んでいるというナイムさんは在日18年。日本企業でコンピューター関連の仕事につきましたが、ボランティア活動でパキスタン料理を提供した経験をきっかけに、本場パキスタンの味を日本に届けたいと思い立ち転職。オーナーシェフとして地元蒲田に94年、「ザイカ」をオープンしました。日本語は読み書きできるほど勉強したという努力家です。
チキンカレー
 
材料
(4人分)
骨つきとり肉のぶつ切り(皮なしならなおよい) 1kg/サラダ油 200g/玉ねぎのせん切り 200〜250g/トマトの薄い輪切り 大1個(またはホールトマト缶 250〜300g)/しょうがのすりおろし 大さじ1/にんにくのすりおろし 大さじ1/塩 小さじ2/スパイス[チリパウダー、ガラムマサラ 各小さじ1、ターメリック、コリアンダーパウダー、クミン 各小さじ1弱]/水500cc
作り方
  1. 鍋にサラダ油を入れて熱し、玉ねぎを少し色づくまで炒める。
  2. トマト、しょうが、にんにく、塩、スパイスを加え、弱火で混ぜながら炒め、野菜をつぶして形を崩す。
  3. とり肉を加えてさらに混ぜながら弱火で10分間煮る。肉は煮崩れないように、またこげそうな場合は水少々を加える。
  4. 材料の水を加え、好みの濃度に煮詰まるまで中火で8〜10分間煮る。
スパイス
右上赤いスパイスから時計回りにチリ、ガラムマサラ、コリアンダー、クミン、ターメリック。すべて日本のスーパーなどで手に入る。
     
ナン
「ザイカ」の焼きたてナンは薄くてパリパリ、丸い形が特徴。
     
お店の看板
お店の外観
パキスタン料理 ザイカ

パキスタン料理の特徴は、隣国インドにはない、ガラムマサラを多用するところにあります。「ザイカ」のメニューは肉のカレー900円〜、野菜のカレー800円〜など数種のカレーをはじめ、カッテージチーズ入り、スパイス風味、レーズン&ナッツ入りなど、ナンもバラエティー豊か。いちばんの人気は激辛カレーのチキン・カラヒ。毎回これを食べに訪れる常連もいるほどです。また、他の店にはないようなパキスタン・スイーツも200円〜と、リーズナブルな価格で種類豊富。料理はすべてテイクアウト可能で、土日は昼夜バイキングスタイルで5種のカレーが食べ放題。宗教上アルコール類は扱っていません。

●住所
東京都大田区東六郷1-12-2
●電話
03-3735-8364
●営業時間
ランチ 11:00〜14:00
ディナー 17:00〜22:00
●定休日
水曜日
モジャム・ナイム・アヘメドさんのとっておき
パキスタンではヤギをはじめ、ラムや牛の脳みそ入りのカレーが非常にポピュラーです。脳みそカレーは昔からある料理で、パキスタンでも好き嫌いがはっきり分かれますが、おいしく仕上げるのに各お店でさまざまな工夫が凝らされます。脳みそのおいしさは柔らかさと鮮度。このふたつを大切にするため、煮崩れないように注意したり、脳みそは最後にカレーと混ぜたり、また、脳みそを揚げてからカレーに混ぜるなど。ベテランコック向けの難しい料理なので、家庭よりお店で食べるケースが多い一品です。
パキスタンの位置
 
ペルー バングラディッシュ コロンビア ラオス ハイチ ルーマニア