世界の郷土料理
キリル・ヤノフスキーさんの「ヴァリニーキ」
自家製の皮で包んでブイヨンでゆでる、ロシア版の水ギョーザです。代表的なロシア料理のひとつで知られる「ペリメニー」は、豚と牛の合い挽き肉を包んだ水ギョーザですが、「ヴァリニーキ」の具はキャベツと玉ねぎだけ。また、カッテージチーズやさくらんぼの甘煮をそれぞれ包んで作ることもあるそう。仕上げにかける白いソースは、スメターナと呼ぶ酸っぱい自家製の発酵乳。日本の家庭ではサワークリームで代用します。
キリル・ヤノフスキーさん
キリル・ヤノフスキーさん
キリルさんは国際高校に通う学生さん。学校が終わるとレストランのある六本木へ向かい、真っ赤なユニフォームに着替えて夜はレストランのサービスに務めています。父親の仕事の都合で3年前に来日。日本語も日常会話をほぼマスターしました。日本に住んで感じたことは「思っていたよりもずっと発達した国だった」とのこと。帰国後の大学進学に向けて、現在猛勉強中だそうです。
ヴァリニーキ
 
材料
(20個分)
皮[強力粉 500g、全卵 1個、サラダ油 45g、塩 少々、水 180cc]/キャベツ  1/4個/玉ねぎのみじん切り 小1個分/サラダ油、ブイヨン、サワークリームまたはヨーグルト 各適宜/ディルまたはバジルのみじん切り 少々/塩、こしょう
作り方
  1. 大きめのボールに皮の材料を入れ、水分に粉をかぶせながら混ぜる。
  2. むらなく混ぜたらビニール袋に入れ、冷蔵庫で30分間以上休ませる。
  3. 具を作る。キャベツは1枚ずつにしてさっと塩ゆでし、1.5cm四方に切って水気を絞る。
  4. 玉ねぎ、キャベツの順に油で炒め、しんなりしたら塩、こしょうで味を調える。
  5. ボール大(約30g)に分けた生地を麺棒で伸ばして具を包み、ブイヨンで約10分ゆでて皿に盛る。サワークリーム、ハーブをかける。
写真 皮は力強く手のひらで押しながらまんべんなく混ぜる。
写真 具を包んでふたつに折り畳んだ皮の端をつまみ、引っぱってはひねって閉じる。
写真
ロシア料理 ロスカヤ トロイカ
東京・二子玉川の人気店として成功をおさめ、04年6月に外国人の集まる六本木へ移転して再スタートしました。モスクワ出身のオーナー、アナニエワ・イリナさんをはじめ、スタッフは女性が中心です。メニューはロシア料理を中心に、グルジア、ウクライナ、カザフスタンなど、スタッフの出身地の料理も並びます。ランチはピロシキセット750円から、ディナーはグラスワインつきのコース料理3000円から。料理はすべてテイクアウトが可能で、ロシアの民芸品、絵画などの販売もしています。

●住所
東京都港区六本木4-8-9-1F
●電話
03-3470-0099
●営業時間
ランチ 11:30〜14:30
ディナー 17:00〜21:00
●定休日
日曜日
●URL
キリル・ヤノフスキーさんのとっておき
夏のモスクワは暑くても最高気温は20度程度ですが、日本の夏と同様に暑気ばらいにスイカが欠かせません。ロシア語で“アルブース”。店に並ぶのは8月に限られ、大きな露天市場にはスイカ専門の店が開き、高く積まれたスイカの山の中から、客自らが好きなサイズや色合い、重さなどを手に取って選びます。色、形など品種はさまざまで、薄い黄緑色と黒の縞や、緑と白の縞模様もあります。日本でもぜひ試して欲しいのが、チーズと一緒に食べる方法。スイカの甘味と実にマッチします。また、ロシア人女性の間で人気なのがスイカダイエット。黒パンとスイカの組み合わせで食べるとスリムになれるとか。こちらもぜひお試しください。
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