ガードバンド

ガードバンドの概要

読み: がーどばんど 英語名: guard band

ガードバンドとは、通信システムにおいて、隣接する周波数帯域を利用する別のシステムとの干渉を防ぐために設けられる未使用の周波数帯域のこと。
通信システムは、あらかじめ割り当てられた周波数帯を利用して通信することが定められているが、指定周波数帯以外の電波(もしくは電気信号)をまったく出さないようにすることは困難となっている。このため、特定の周波数帯域を隙間なく異なる通信システムで割り当ててしまうと、隣接する周波数帯へ漏洩した電波の影響で、別の通信システムの通信範囲やデータスループット、サービス品質などに影響が及んでしまう。そこで、隣接する通信システムとの間に未使用の周波数帯域ガードバンド)を設け、漏洩による影響が他の通信システムへと及ばないようにしている。
たとえば、WiMAXや次世代PHSに割り当てられた2.5GHz帯は、2535~2630MHzの帯域のうち、2535~2545MHzの10MHzが隣接するN-STAR(NTTドコモの衛星システム)のガードバンドとして割り当てられ、2625~2630MHzの5MHzが隣接するモバイル放送とのガードバンドとして割り当てられ、最終的に2545~2625MHzの80MHzが割り当て可能となった(さらに内部に合計10MHzのガードバンドを含み最終的にWiMAXと次世代PHS、固定系地域バンドに割り当てられている)。
ガードバンドは無線通信システムだけでなく、放送、有線通信システムなどでも利用されることがあるうえ、同一通信システム内の別チャネル同士の干渉防止や上り方向と下り方向のそれぞれの通信の干渉防止などにも利用される。

2014年10月09日 更新


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