導入事例: 飯豊町様
KDDI 法人・ビジネス向けサービスの導入事例です。コスト削減やセキュリティ対策など、ITを活用した業務改善事例を導入後の効果とともにご紹介します。

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『見守り歩数計 Mi-Look』を使った高齢者見守りシステムでひとり暮らし高齢者の万一の緊急通報と日々の見守り体制を構築さらにご家族への見守り情報送信により見守りコミュニティを拡充
山形県の南部に位置する飯豊町様では、高齢者の見守り支援体制の一貫として、KDDIのau携帯電話『見守り歩数計 Mi-Look (ミルック)』をひとり暮らしの高齢者に貸与。『見守り歩数計 Mi-Look』より送信される万一の緊急通報や日々の見守り情報 (注1) を『見守り支援システム』で一元管理することで迅速な高齢者サポートを実現した。あわせて、日々の見守り情報を離れて暮らすご家族の携帯電話などにメールすることで、行政や地域に加えご家族を含めた見守り体制の構築にも成功した。
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課題1高齢者の見守り体制の充実を図るには、地域コミュニティの協力と共に、万一の緊急通報や日々の見守り情報を一元管理できるシステムが必要であった。
ご提案・導入効果:『見守り歩数計 Mi-Look』で解決
簡単操作で持ち運びが可能なau携帯電話『見守り歩数計 Mi-Look』を使った『見守り支援システム』により緊急通報&日々の見守り情報の一元管理を実現。
課題2過疎化が進む飯豊町様では、行政や地域に加え、離れて暮らすご家族との連携を高めることが、より強固な見守り体制を構築する上で不可欠であった。
ご提案・導入効果:日々の見守り情報をご家族にメール送信 (注2)
『見守り歩数計 Mi-Look』を使い、離れて暮らすご家族にも日々の見守り情報をメール送信。ご家族の関心を高めることで、見守り体制の拡充に成功。
課題3離れて暮らすご家族にとって震災時などの安否確認に対する関心が高まり、高齢者の見守り支援を行う上での新たな課題となっていた。
ご提案・導入効果:GPS機能で現在の居場所を確認
『見守り歩数計 Mi-Look』のGPS機能 (注3) を使い、現在の居場所や移動経路を確認。震災時などの安否確認への活用も可能。
事例詳細

飯豊町地域包括支援センター 所長補佐
志田 庸子氏

飯豊町 健康福祉課 飯豊町地域包括支援センター 主任
渡辺 裕和氏
『見守り歩数計 Mi-Look』を使った高齢者見守りシステムでひとり暮らし高齢者の万一の緊急通報と日々の見守り体制を構築
さらにご家族への見守り情報送信により見守りコミュニティを拡充
簡単操作で持ち運びが可能なau携帯電話『見守り歩数計 Mi-Look』を使った
『見守り支援システム』により緊急通報&日々の見守り情報の一元管理を実現
人口 (約8,000人) に占める高齢者 (65歳以上) が3割を超える飯豊町様では、21年度に厚生労働省が進めるモデル事業『安心生活創造事業』に参画。地域福祉推進市町村として高齢化対策に取り組んでいる。
飯豊町様では、まず行政と飯豊町社会福祉協議会の連携強化を図るとともに、商工会議所などと連携した買い物支援隊や郵便局と協定を結んだ見守り支援隊を結成するなど、地域のつながりを活かした高齢者支援体制の構築を図っていた。そして、ひとり暮らし高齢者の見守り体制のさらなる強化を図る上で、機器を使った緊急通報や日々の見守りを実現するシステムの構築が次の課題となっていた。
「そんな時に届いたKDDIのDMが、au携帯電話『見守り歩数計 Mi-Look』を導入するきっかけでした」と志田氏は振り返る。『見守り歩数計 Mi-Look』をひとり暮らしの高齢者に貸与することで、万一の緊急通報とともに『見守り歩数計 Mi-Look』の見守りセンサーで感知した見守り情報 (センサー前通過回数) を1日に3回、決められた時間に自動送信 (注6)。新たに開発した『見守り支援システム』(エヌ・デーソフトウエア株式会社が開発) で、それらの情報を一元管理することで、日々の見守り体制を実現した (見守り支援業務を委託している飯豊町社会福祉協議会で24時間一元管理)。「機器選定の第一条件は、高齢者が簡単に操作ができること。その意味で『Mi-Look』は、もしもの時にストラップを引くだけの緊急ブザーを搭載 (注7) し、本体を寝室やお風呂場など (注8) にも持ち運べるので安心です。さらに、日々の見守り情報が自動送信されることで、新たな見守り支援体制の構築に役立てられると考えたことが『Mi-Look』を採用したもう一つの理由です」と志田氏は語る。また、「実際に『Mi-Look』をお届けした時には、こんな小さな物で安否連絡ができるのかと驚いておられました」と渡辺氏は振り返る。
『見守り歩数計 Mi-Look』を使い、離れて暮らすご家族にも日々の見守り情報をメール送信 ご家族の関心を高めることで、見守り体制の拡充に成功
過疎化が進む飯豊町様では、今後の見守り支援を考えた時に行政や地域のつながりを活かした見守り体制だけでなく、離れて暮らすひとり暮らし高齢者のご家族に見守りの輪に広げることが重要と考えていた。
そこで、重要となるのが『見守り歩数計 Mi-Look』の見守り情報メール送信機能 (あらかじめ登録したメールアドレスに見守り情報を自動送信 (注9)) であった。飯豊町様では日々の見守り情報のメール送信先として、地域包括支援センターのスタッフや民生員などの協力者とともに、離れて暮らすご家族を登録。離れて暮らすご家族を巻き込んだ見守り体制を実現した。
「『Mi-Look』の採用にあたっては、当初よりご家族の協力が必要と言うことで、見守り情報のメール受信をお願いするお手紙をお送りし協力依頼を行いました。今回のシステムでご家族を含めた見守り体制ができ、高齢者とご家族の距離感が縮まりつつあると思っています。これも、見守り情報のメール送信機能があったから実現できたことで、ご家族の関心が高まったことは、今後の見守り体制を考える上で重要な一歩だと感じています」と志田氏は今後の展開に期待を寄せる。
『見守り歩数計 Mi-Look』のGPS機能を使い、現在の居場所や移動経路を確認
震災時などの安否確認への活用も可能
東日本大震災を機に、離れて暮らすご家族にとって震災時などの安否確認に対する関心が高まり、高齢者見守り支援を行う上での新たな課題となっていた。
「万一の時に、『Mi-Look』のGPS機能 (注9) を使い現在の居場所や移動経路の確認 (注7) ができることは、行政としても大きな意味をもちます。バッテリーも2週間程度 (連続待受時間: 約380時間) はもつということなので、ご家族として安心感が高まったことも、今回のシステムにご協力をいただけた要因だと考えています。今回の『Mi-Look』を使った『見守り支援システム』により、緊急通報体制や日々の見守り体制に加え、防災時の安否確認も可能になったことで、当初の目的をクリアすることができました」と志田氏は評価する。
次の戦略
地域やご家族への認知を広め、日々の運用を通じた課題把握でより良いシステムへ
今回の『Mi-Look』を使った『見守り支援システム』により、「行政・社会福祉協議会」や「地域」に加え、「ご家族」や「ボランティア」を巻き込んだ支援体制のパッケージを構築することができました。今後は、地域の方々や離れて暮らすご家族にも『見守り支援システム』を含んだ見守り体制についてより知っていただき、安心して暮らせる地域づくりを推進していきたいと思っています。
また、日々の運用を通じ様々な課題も出てくると思いますので、KDDIとも連携をとり、より最適なシステムにしていければと考えています。
お客さまプロフィール
自治体名 | 飯豊町 |
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役場所在地 | 山形県西置賜郡飯豊町大字椿2888 |
人口 | 7,999人 |
世帯数 | 2,371 (2012年4月末現在) |
URL |
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事業内容 | 山形県南部に位置し、飯豊連峰と朝日連峰が連なる自然豊かな飯豊 (いいで) 町。和牛で有名な「米沢牛」の基にもなった「飯豊牛」の産地であり、現在も多くの米沢牛が飯豊町から出荷されている。 また、平成4年度に行われた第一回美しい日本のむら景観コンテストにおいて、生産部門で最高賞である農林水産大臣賞を受賞した、田園散居集落の美しい風景が広がる。 |
担当からのメッセージ
- KDDI株式会社 コンバージェンス推進本部 市場開発部 チャネル開発グループ
田中 崇浩 - 年々増加する高齢者のひとり暮らし世帯。より安心して暮らせるように行政・地域・家族が一体となった見守り体制が構築できる『見守り歩数計 Mi-Look』を今後も積極的に広めていきたいと思います。
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