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外出先や自宅からでも仕事ができるようにする場合に問題なるのが情報セキュリティです。社外から社内ネットワークを利用するということで、情報セキュリティに不安を覚え、テレワーク導入に二の足をふむという話もよく聞かれます。今回はテレワークを実現するためにまずやるべき、社内通信環境の見直し=安全なネットワーク構築についてご紹介します。
自宅や外出先であっても社内にいるときと同様に業務が行えるテレワークは、育児や介護、病気などの理由からオフィスへの出勤が難しい社員の離職を防ぐ効果や、外出が多い営業職など、移動中や待ち時間にメールチェックや社内資料の確認ができるなど、生産性向上や人材確保の効果が見込め、社員だけでなく、会社側にとっても大きなメリットとなります。これまで出社しなければ仕事ができないといった制約も、テレワークを導入することで解放され、社員それぞれのスタイルに合った柔軟な働き方が可能になります。
メリットが大きいテレワークですが、導入には、幾つかの課題があります。前回、テレワーク導入時に大切なこととして、4つのポイントを紹介しました。中でも『安全なネットワークの構築の重要性』を紹介しましたが、その背景にあるのが、多くの企業が不安視しているのが情報セキュリティ問題です。
テレワークの最大のメリットは、社外にいても社内にいるときと同じような業務ができることですが、そのためには社外から社内システムや社内に保管されているデータにアクセスする必要があります。しかしそれは同時に情報漏えいのリスクが高まることにもつながります。モバイル機器の紛失や盗難リスクはもちろん、悪意のソフトウエアや盗聴、不正侵入などさまざまな情報漏えいリスクが考えられます。
そしてもうひとつの課題点は、情報セキュリティを厳重にし過ぎることから生じる使い勝手の悪さです。社外からのアクセスが増えるようになれば、情報セキュリティをこれまで以上に厳重にしなければならないことは、当然といえば当然です。しかし情報セキュリティを厳重にしすぎれば、アクセスできるデータが少なくなるなど使い勝手が悪くなり、社外にいて社内と同じ業務を行うことができなくなってしまう可能性も高まります。それではテレワークを導入する意味がありません。
テレワークを安全に導入するためにまずすべきことは、社内通信環境の見直しです。よくあるのが、オフィス内にVPN機器を設置し、インターネットVPN経由で社内サーバーにアクセスするケースですが、VPN機器の更新が滞ってしまい、セキュリティ対策が不完全な状態になっていることがあります。
また古いサーバーなどを『問題がないから』と使い続けているケースも少なくありません。
こうした場合、メンテナンスコストもかかる上に最新の情報セキュリティ対策に対応していないため、外出先からのアクセスに対応できないと言うこともありえます。このような状況下では、テレワークを導入しても安全・効果的に活用することはできず、早急に社内のネットワーク環境の見直しを行った方が良いでしょう。
またもうひとつの問題点である、情報セキュリティを厳重にし過ぎることによる使い勝手の悪さですが、この解決策としておすすめしたいのがイントラを利用したリモートアクセスサービスの活用です。このリモートアクセスサービスとは、スマートフォン・ノートパソコンなどの通信端末を利用して、社外からイントラネットへのアクセスを可能にします。
安全に社内ネットワークに接続できるため、情報セキュリティを確保しつつ、社外でも社内と同様の業務を行えるようになります。
実際、デジタルマーケティング支援事業を行っているA社では、このリモートアクセスサービスを導入することで、高い情報セキュリティを確保したまま、顧客からの夜間・休日の緊急依頼に対し出社して作業することなく、自宅や社外から素早い対応を実現しています。
これから確実に訪れる労働人口不足問題。テレワークはその問題を解決する手段として、多くの期待が寄せられています。しかし導入には情報セキュリティ対策が必須です。今後、テレワークの導入を検討されているのであれば、まずは自社の社内通信環境の確認をすることをおすすめします。
スマートフォン×ネットワーク×クラウドを徹底的に活用した、テレワーク導入法をご紹介します。