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事例紹介: 福島県檜枝岐村 シカから尾瀬国立公園を守るために自動撮影カメラを活用し対策

二ホンジカの食害から尾瀬国立公園を守る! 自動撮影カメラを活用して対策を検討

檜枝岐村が抱える課題

檜枝岐村の主産業は観光関連 (尾瀬国立公園・温泉) で、尾瀬国立公園への入山者数は年間約27万人、ミズバショウ、ニッコウキスゲ、ワタスゲ等の湿原植物が見頃の6月~7月に集中しています。
現在、尾瀬国立公園ではニホンジカ増加による湿原植物の食害が多発しており、追払いや捕獲を実施しています。檜枝岐村では轟音玉による夜間追払いを実施していますが、御池田代までの移動負担軽減と追払い作業効率化のため、ニホンジカの生態を把握する必要がありました。

自動撮影カメラを活用して対策を検討

御池田代の木道にau 4G-LTE対応トレイルカメラ3台設置し、自動撮影後リアルタイムでメール送信される画像からニホンジカを捉えることが可能か、撮影画像から何を読み取れるか、を確認しました。約1か月間の検証を通じて、ニホンジカ撮影に成功し、撮影画像から、日時・温度のみならず、種別 (雄雌、等) や移動方向も特定でき、追払い検討に活用可能なことが分かりました。

トレイルカメラの設置場所
トレイルカメラの監視構成

トレイルカメラの設置状況

トレイルカメラの設置作業

トレイルカメラの撮影写真

担当者さまインタビュー

檜枝岐村
産業建設課
星 勝城さま

近年、ニホンジカによる食害等の被害が顕著に現れ始めた御池田代 (尾瀬国立公園内) において、効果的な防除対策を検討している中、トレイルカメラ設置のご提案をいただいた。
これまで轟音玉による夜間追い払いを実施してきたが、最も効果的な時間帯やニホンジカが湿原内でどのような行動をとっているのかは不明であり、その生態についての解明が期待された。
今回の設置は草花が育ちきった秋の実施であったため、撮影範囲が狭まり思うような効果は得られなかったが、今後、ニホンジカが最も活発となる春の再設置に向けて協議していきたい。

KDDI担当から

KDDI株式会社
技術統括本部
建設本部
エリア品質管理部
北関東エンジニアリングセンター
鈴木 毅

国内初、尾瀬国立公園の山小屋内における携帯電話のエリア化を開始しており、キャリアフリーで利用可能な無料Wi-Fi「OZE Green Wi-Fi」も合わせて提供している尾瀬エリアの課題 (ニホンジカによる食害) 解決に向けて、au 4G-LTE対応のトレイルカメラを食害エリアに設置することで、課題解決の提案をさせていただくことが出来ることを光栄に思います。
私達はこのチャレンジを通信の力で、地域の活性化、農作物の被害軽減、災害対応の協力に繋げられる商材であり、課題解決により、みんなの笑顔に繋げていきたいです。

自治体さまプロフィール

サステナブルな地域共創を目指すKDDIの取り組みとは

地域共創(Te to Te)

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