その一歩が、
ワクワクする明日に
つながっている。

5Gネットワークの構築

技術統括本部
建設本部 エリア設計部

松田 啓嗣

入社後は総務・人事の業務に携わり、2016年から建設本部でau Wi-Fiの業務を担当。現在は5Gネットワークの早期整備に向けたソフトバンク株式会社との協業プロジェクトの管理を担当している。

通信2社のタッグで5Gの整備を加速

2020年3月から提供が始まった第5世代移動通信システム・5Gは、「高速・大容量」「低遅延」「多数接続」が実現する技術。SDGsとも結びつきが強い「Society 5.0」を実現し、社会的課題の解決及び経済発展を両立するためにも、全国をカバーする5Gネットワークを早期に整備する必要があります。

そこでスタートさせたのが、他の通信事業会社との協業です。ソフトバンクとともに地方における5Gネットワークの構築を加速するため、合弁会社「5G JAPAN」を設立。インフラシェアリングに取り組んでいます。競合他社とのパートナーシップは意外に思われるかもしれませんが、両者が持つ既存の設備を相互活用することは、地方での5Gエリア展開の早期整備に寄与できるのです。私はこの施策のKDDIメンバーとして、プロジェクトの管理を担当しています。

困難と学びの協業プロジェクト

2020年度から新しく取り組み始めた協業プロジェクトは、仕事の進め方についても、従来の形にとらわれない自由な発想が必要です。本プロジェクトを推進するために最適な、新しい手法を模索しながら2社が協力して業務を進めています。

これほど一から調整が必要な作業は入社以来初めてで、まるで別の企業に入ったかのよう。また、コロナ禍で直接顔を合わせられないがゆえに、思うように情報共有ができないこともあります。しかし、新しい取り組みの推進に携われるのは、私にとって非常にチャレンジングなこと。ソフトバンクの方々とプロジェクトを進めていると、業務への取り組み方に対しても気づきが得られ、参考になる部分も大いにあります。

基地局建設は多くの人員が携わる作業であり、日々の業務のほとんどは小さなことの積み重ねです。地道な取り組みが5Gネットワークの構築につながっていくことにワクワクしますし、未来の社会基盤をつくっているのだと実感を持ちながら働けることが、この仕事の魅力だと感じています。

テレワークを経て、5Gへの想い新たに

今回、私自身コロナ禍でテレワークを体験したところ、対面と比べてコミュニケーションが取りづらいというデメリットがある一方で、ライフスタイルには大きなメリットがありました。出勤時間が短縮されたことで家族との時間が増え、自分が居心地良いと思う場所で仕事ができたことで、これまで無意識のうちに感じていたであろう心理的ストレスが軽減されていく実感がありました。新型コロナウイルスの収束後もテレワークを推進できれば、場所にとらわれずライフスタイルに合わせた働き方が可能になり、より健康的な社会につながるのではないでしょうか。

そのためには、通信の力で"どこにいてもアクセスできる"、"快適に仕事ができる"環境を提供していく必要があります。現在取り組む5Gネットワークの共同構築事業の先には、誰もが働きやすく、暮らしやすい社会の実現があることを実感し、ますますこのプロジェクトへの想いを強くしています。

5Gネットワークを社会の発展基盤へ

全国への5Gネットワーク整備は着実に進んでおり、2020年12月には47都道府県で5Gサービスが開始し、2022年3月には約5万局の5G基地局の構築が計画されています。5Gが普及することの意義は、動画視聴サービスを快適に利用できるなどのユーザー視点でのメリットのほかに、既存サービスの進化や新しいサービスの創出によって、産業の活性化や社会課題解決の可能性が高まることにあります。

たとえば工場にIoT技術を導入するスマートファクトリーは、5Gによってさらに生産性が向上。自動運転車も5Gを使えば、高精細映像の送信と遅延のない遠隔操作で、より速く安全な走行が可能になります。また、地域格差のある医療分野で5Gの大容量通信を導入すれば、より高速で高精細な医療画像の送受信によって遠隔でも画像診断を行うことができ、VRなどの技術と組み合わせて高度なオンライン診療が叶えられるでしょう。

5Gネットワークの早期構築は、事業という形を越え、未来の社会基盤をつくるための不可欠なミッションであるととらえています。共同事業の推進にあたって超えなければならないハードルは多々ありますが、5Gネットワーク構築が、この国の「命」と「暮らし」、そして「心」を支える基盤につながると信じ、今後もチャレンジを続けていきます。

  • 所属・内容等は取材当時のものです。