カンボジアに8校目のKDDIスクールを開校

2013年1月25日

KDDIの全額出資により社会貢献活動を行っているKDDI財団では、2005年から毎年1回チャリティコンサートを開催し、その収益金を元にカンボジアに学校を建設しています。
2013年1月16日カンボジアの北西部、タイ国境近くのバンテミエンチャイ州キィレッ村で第8校目の学校Khy Lek (キィレッ) KDDIスクールの開校式が執り行われました。これまで校舎が足りず、近くのお寺の軒先を借りて勉強していた子どもたちが真新しい教室で勉強できるようになりました。
式典では、財団の伊藤理事長がクメール語の挨拶で始まるスピーチを行い、「勉強して自分の未来や国の未来を切り開いてほしい」と子どもたちにエールを送りました。
加えて、NPO法人クロスワイズ (注1) がKDDIの支援により制作した絵本「You are the only one but never a lonely one (「ひとりひとりが大切な友だち」)」(クメール語・英語併記) を配布したほか、KDDIが取り組むパン・アキモトさまの救缶鳥プロジェクト (注2) の一環として、パンの缶詰「救缶鳥」3,000個をプレゼントしました。開校式では、子どもたち一人ひとりに絵本やパンの缶詰「救缶鳥」を手渡すとともに、短い時間でしたがいっしょにシャボン玉や風船で遊ぶ時間を取ることができ、子どもたちは大喜びでした。
さらに、2010年に寄贈した5校目のCHOP KDDIスクールを訪問し、「カンボジア文化支援」の一環として生徒向けにカンボジア伝統芸能スバエクトム (影絵芝居) のワークショップを開催。日が暮れてからは校庭に大きなスクリーンを設置して、かがり火による影絵を上演しました。大勢の村人が集まり、笑い声を上げて楽しんでいました。
今年は日カンボジア友好60周年の年にあたり、Khy Lek KDDIスクールの建設・開校はその公式記念行事の1つに認定されています。

60周年ロゴ

写真: 開校式の様子

開校式の様子

写真: 絵本をプレゼントされ喜ぶ子どもたち (写真左からKDDI財団 伊藤理事長 NPOクロスワイズ横井理事長、KDDI財団梅澤部長)

絵本をプレゼントされ喜ぶ子どもたち (写真左からKDDI財団 伊藤理事長 NPOクロスワイズ横井理事長、KDDI財団梅澤部長)

写真: 開校式で挨拶をするKDDI財団 伊藤理事長

開校式で挨拶をするKDDI財団 伊藤理事長

寄贈した絵本

寄贈した絵本

〈参考〉

  • 注1) 「言葉の力」を核として心豊かな社会の創造を目指すNPO団体。
    「相手を理解し、思いやる気持ちを伝え、感謝することの大切さ」をテーマとしたストーリーの絵本「You are the only one but never a lonely one」を制作し、途上国の子どもたちに配布をする活動を行っている。
  • 注2) 株式会社パン・アキモトさまが主宰するプロジェクトであり、非常食を備えることで世界の飢餓救済の活動に参加できるプロジェクト。
    お客さまは安心できる非常食として、救缶鳥を2年間備蓄し、残り約1年の賞味期限の間にお客さまが新しい救缶鳥を再購入した場合に、パン・アキモトさまによりお客さまが備蓄していた救缶鳥を回収・輸送し、飢餓に苦しむ国々へ届ける活動をしている。現在は、北海道支社・関東支社・中国支社のauショップにおいて取り組んでいる。