モバイルNFCサービス日韓共同実証実験の開始について

KDDI株式会社
ソフトバンクモバイル株式会社
株式会社クレディセゾン
株式会社オリエントコーポレーション
大日本印刷株式会社
凸版印刷株式会社
T-Engineフォーラム

2011年2月9日

KDDI株式会社、ソフトバンクモバイル株式会社、株式会社クレディセゾン、株式会社オリエントコーポレーション、大日本印刷株式会社、凸版印刷株式会社およびT-Engineフォーラムの7社は、日本・韓国で利用可能なモバイルNFC (注1) 対応サービスの共同実証実験を2011年2月より順次開始します。

KDDI、ソフトバンクモバイルは、SK Telecomと2010年7月7日に締結した覚書にもとづき、モバイルNFC技術を活用した日本と韓国の両国で利用可能なサービスの実現性および設備の相互利用の可能性を検討してきました。これまでの日韓の携帯事業者およびサービス事業者間での検討により、以下サービスの両国での相互利用について、関係者内で実証実験を実施します。

  • 注1) NFC (Near Field Communication) : ISO (国際標準化機構) で規定された国際標準の近接型無線通信方式で、タイプA、タイプB、FeliCa®の通信方式に対応し、非接触ICカード機能やリーダ/ライタ機能、機器間通信機能などが利用できます。

●1. 電子マネーサービス

(1) MasterCard® PayPass (注2)

サービス内容 MasterCard PayPassをUSIMカードに格納した携帯電話を、会計時にレジなどでかざし、電子決済が可能となります。
使える場所等または店舗数 〈日本〉 千葉県や神奈川県のショッピングモールなど約300店舗
〈韓国〉 ソウルや釜山のコンビニなど約25,000箇所
実験参加事業者 KDDI株式会社、SK Telecom株式会社、ソフトバンクモバイル株式会社、マスターカード・ワールドワイド、株式会社クレディセゾン、株式会社オリエントコーポレーション
  • 注2) MasterCard® PayPass: MasterCard Worldwideが展開している非接触決済方式。 2010年第三四半期末現在、日本や韓国を含む世界36カ国で8,300万枚以上のPayPassカードやデバイスが利用されています。

(2) T-Cash (注3)

サービス内容 韓国のT-CashアプリをUSIMカードに格納した携帯電話を、会計時にレジにかざしたり、改札通過時に乗車券として利用することで電子決済が可能となります。
使える場所等または店舗数 〈韓国〉 ソウル市内の鉄道 (一部を除く)、バス、タクシー、コンビニなど
実験参加事業者 KDDI株式会社、SK Telecom株式会社、ソフトバンクモバイル株式会社
  • 注3) T-Cash: 2009年よりSK Telecomが提供しているモバイル決済サービスです。サービス開始当初は交通チケットサービスとして提供していましたが、現在では韓国でもっとも普及している決済サービスになりました。現在では、40ものフランチャイズ店で導入され、73万人以上の携帯電話利用者がバスや電車に乗るときや、3万ものオンラインストアでの決済時に利用されています。T-Cashは、交通事業者と金融機関の共同関係によって提供が実現されているサービスです。

●2. スマートポスター・サービス

サービス内容 携帯電話がリーダライタになり、NFCタグが埋め込まれたポスターや地図にかざすだけでタグを読み取り、簡単に情報を取得することが可能になります。
使える場所 〈日本〉 東京都のDNP五反田ショールーム (ソリューションスクエア)、印刷博物館 (トッパン小石川ビルB1F)、銀座の街路灯約110箇所
〈韓国〉 ソウル市内のCOEXや飲食店などで約150箇所
実験参加事業者 KDDI株式会社、SK Telecom株式会社、大日本印刷株式会社、凸版印刷株式会社、T-Engineフォーラム

今後は、今回実験を行うサービスについて、早期の商用化を目指します。また、お客さまの利便性向上のために、NFC技術を活用して携帯電話をかざすサービスを利用できる国を拡大し、さらなるグローバル展開を推進していきます。

  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

このページの先頭へ