携帯電話基地局の船上開設に向けた実地試験について
~海上から被災エリアをカバーする新たな取り組み~

No.2012-263

KDDI株式会社

2012年9月27日

KDDIは、総務省中国総合通信局が主催する「災害時における携帯電話基地局の船上開設に向けた調査検討会」(第1回開催: 2012年6月25日) に参加しており、この度、国内初の取り組みとして海上保安庁の船舶に携帯電話基地局 (実験試験局) を開設し、商用と同等の電波を用いた携帯電話システムとしての品質を検証する実地試験を実施することが決まりました。

KDDIは、災害などで通信障害が発生しているサービスエリアを早期に復旧させるため、車載型基地局、可搬型基地局、無線エントランス回線の増強などさまざまな取り組みを行っています。陸上での復旧に加え、陸上の被災状況に影響されない海上からの復旧を行うことで、サービスエリアの更なる早期復旧を目指します。
今回の実地試験をはじめ、今後も携帯電話基地局の船上開設の実用化を推進していきます。

●実地試験の概要

実施時期: 2012年11月下旬を予定
場所: 広島県呉市倉橋町海上
船舶: 第六管区海上保安本部所有 巡視船くろせ
試験内容: 船上に開設した携帯電話基地局 (実験試験局) の電波を沿岸部にて受信し、音声通話、データ通信の品質を測定します。実施に際しては以下の点を考慮します。

(1) 基地局からの電波強度の確認

(2) 潮位の変化に伴う品質への影響確認

(3) 波による船舶の揺れに伴う品質への影響確認

  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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