CATV網を活用したスーパーハイビジョン映像伝送実験について〈参考〉

●実験概要

  • フルハイビジョン (2K)、スーパーハイビジョン (4K、8K) の超高精細映像をまとめて高圧縮かつ階層的に扱える映像圧縮符号化方式を新たに開発し、CATV網を活用したフルハイビジョン (2K)、スーパーハイビジョン (4K、8K) の超高精細映像の同時伝送に世界で初めて成功しました。
  • 映像圧縮符号化方式は、超高精細映像において特に効果的に働く符号化機能を新たに導入した独自方式であり、圧縮性能は、H.264方式はもとより、最新の国際標準であるHEVC方式よりも優れています。

図: 圧縮技術イメージ

図: ネットワーク構成

  • ※ DOCSIS (Data Over Cable Service Interface Specifications)
    ケーブルテレビの回線を利用して高速なデータ通信を行うための規格CATVインターネットの160Mbpsサービスでは256QAM変調波を4波束ねています。
  • ※ H.264方式
    H.264はITU-TとMPEG (ISO/IECの下部組織) の合同により規格化された映像圧縮符号化の標準方式であり、実用されている国際標準方式の中では最高性能とされています。
  • ※ HEVC (High Efficiency Video Coding) 方式
    HEVC方式は、H.264の後継方式であり、2013年1月25日に規格化された最新の標準圧縮方式の略称です。正式名称ISO/IEC JTC1/SC29/WG11 MPEG-H Part 2、およびITU-T H.265です。圧縮性能はH.264の約2倍といわれています。
  • ※ CMTS 【Cable Modem Termination System】
    ケーブルモデムの終端装置CATV伝送信号 (RF) とセンター側ネットワーク信号 (Ethernetなど) の相互変換を行います。
  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
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