KDDI株式会社
住友商事株式会社


2002.4.9

KDDI/住友商事
ブラジルにおける資本提携について



KDDI株式会社(社長:小野寺 正、本社:東京都新宿区)と住友商事株式会社(社長:岡 素之、本社:東京都中央区)は、ブラジルで共同の事業展開を図るため、資本提携することで合意しました。具体的には、住友商事及び同社のブラジル現地法人であるブラジル住友商事会社(社長:坂野(バンノ) 正典、本社:ブラジル・サンパウロ)が、KDDIのブラジル現地法人であるKDDIブラジル(社長:中山 浩、本社:ブラジル・サンパウロ、KDDネットホールから改称)の行う第三者割当増資(約1.6百万レアル、約91百万円)の全額を引き受け、同社に資本参加します。

ブラジルは、1998年7月の通信公社の民営化を契機に、情報通信分野の市場拡大が急速に進んでおり、南米市場において巨大な潜在需要を持つブラジルのIT市場に世界の注目が集まっています。

KDDIはブラジルにおいて、KDDIブラジルを通じ、IPを基軸として、ISP、ハウジング、コンサルティング、Web/WAP関連ソフトウェア開発・販売等の事業展開を行っており、既に日系企業を中心とした顧客を獲得しています。KDDIブラジルは、来る通信完全自由化によるビジネスチャンスの拡大と競争激化の予測のもとに、企業体質の強化を図り新たな事業展開を行うべく、第三者割当増資を決定しました。

一方、住友商事はブラジルの情報通信市場をコア市場と位置付け、当地の通信・IT市場の深耕を図るために、技術力・信用力に優れたパートナーとの提携を模索していました。今回のKDDIブラジルの増資に伴うKDDIグループの方針が、住友商事の目指す方向性と合致し、KDDIグループと共にブラジルで事業展開することが最良と判断したため資本参加を決定したものです。

今後、KDDIブラジルは、サンパウロ・リオデジャネイロを中心に、既存の提供サービスに加えてネットワークサービスの提供を開始し、さらにお客様にご満足いただけるよう積極的に事業展開をしてまいります。

【KDDIブラジル概要】
(1) 会社名 : KDDIブラジル(旧社名 KDDネットホール)
(ポルトガル語正式名称:KDDI do Brasil Ltda.)
(2) 資本金 : 3,792,500レアル(約2.2億円)
(3) 出資構成 : KDDIグループ(50.1%)
住友商事グループ(42.0%)
その他(7.9%)
(4) 主な事業内容 :
インターネット接続(ISP)サービス(ダイアルアップ接続・専用線接続・ADSL接続、等)
企業向けIT関連コンサルティング及び保守・運用サービス
サーバー等、IT関連機器のハウジング・コロケーションサービス
Web関連を中心とするソフトウェアの開発・カスタマイズ・販売・サポート



Copyright (C) 2002 KDDI CORPORATION All Rights Reserved.