KDDI株式会社
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパン
株式会社アプリックス


2002.5.13

ezplus対応JavaTMアプリケーションの開発ツールを無償提供



KDDI株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小野寺正)は、株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷省三)が、株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:林圭介)の協力を得て開発したezplus対応JavaTMアプリケーション開発ツールの無償提供を開始しました。 本開発ツールは、KDDIホームページ(http://www.au.kddi.com/ezfactory/tool/index.html)から、5月10日より無償でダウンロード可能となっております。

KDDIではJavaTMアプリケーション対応サービス・ezplusを既に昨年7月より開始しており、現在多くのコンテンツが提供されております。本ツールの利用により多様なJavaTMアプリケーション開発が加速され、公式コンテンツのみならず一般開発者による魅力あふれるコンテンツが開発され、より一層の市場拡大が図れることを期待しています。

ゼンテックは、 JavaTM対応携帯電話向けアプリケーション開発環境として、既にJADEシリーズ(*1)を商品化しておりますが、今回KDDI(au)の依頼を受けアプリックスと協同し、かかるezplus対応JavaTMアプリケーション開発ツールの開発に成功いたしました。これにより、コンテンツの開発者は、開発にかかるコストや期間を短縮することができ、アプリケーション開発効率の向上に大きく寄与します。又、本開発ツールに続き、各携帯電話機種のBehaviorを忠実にエミュレートする高機能版のエミュレーターであるez-JADEシリーズを有償で市場投入していきます。これにより、ゼンテックのJADEシリーズの商品ラインナップが一層充実することとなり、JADEシリーズ販売収入の一層の拡大を狙います。

アプリックスは、業界標準の組込み向けJavaTMプラットフォームである「JBlend(R)」の機能拡張を続けており、現在JBlend(R)が搭載された国内のJavaTM搭載端末は11メーカー19機種にのぼり、この2月末時点で総出荷台数が500万台を超えました。KDDI(au)の携帯電話においてもezplus対応携帯電話の標準プラットフォームとして、従来より採用されています。

今回開発されたエミュレーターに搭載されているJavaTM VMはKDDI(au)の携帯電話に搭載されているものと同じアプリックスのJBlend(R)です。エミュレーターと携帯電話のJavaTM VMには同じJBlend(R)を搭載しているため、エミュレーターを利用するアプリケーション開発者は動作の違いを気にすることなく安心してアプリケーションを開発することができます。

ゼンテックとアプリックスは、昨年4月より、国内におけるJavaTM市場に対して、JavaTM搭載の携帯電話に代表されるモバイル・ビジネス分野や、デジタルTV等に代表されるデジタル情報家電分野でのソリューション開発・サポート業務に関して、包括的業務提携を行い、関連事業の展開を図っております。今回KDDI(au)のezplus対応携帯電話向けアプリケーション開発環境の開発に成功したことにより、一層の業務上のシナジー効果を狙うことが可能です。

*1 JADEシリーズについて
JavaTMアプリケーション開発支援ツールとして、ゼンテックが開発・販売中。モバイルJavaTMアプリケーションをWindows(R)等のデスクトップ環境下で動作させる為の携帯電話エミュレータ-と各キャリアの仕様に対応したクラス・ライブラリから構成され、モバイルJavaTMアプリケーションの作成、コンパイル、ビルド、デバッグを一元的に行うことができ、モバイルJavaTMアプリケーションの開発が容易になります。ゼンテックが既に開発済みの無償版エミュレータ-(i-JADE Windows(R)版)は、現在ゼンテックのホームページよりダウンロード中(2002年3月末で、ダウンロード件数は9万件を突破)で、既に業界標準の地位を確立しております。
*2 JBlend(R)について
JBlend(R)は、アプリックスが開発した組込み向けJavaTMプラットフォームの総称です。JBlend(R)を搭載することで、既存のソフトウェア資産を活かしながら、組込みシステムにおけるネットワークへの対応やユーザインターフェースの容易な開発、および高い拡張性を実現します。また、従来の開発工程を大幅に短縮し、製品のタイムリーな市場投入を可能にしていきます。JBlend(R)は、業界標準の組込み向けリアルタイムOS「ITRON」 をはじめ、各種リアルタイムOSに対応しており、携帯電話のほかデジタル家電など各種機器分野において、国内外で幅広く採用されています。
JBlend(R)に関する詳細な情報は、http://www.JBlend.com/ から、アプリックスの会社情報は、http://www.aplix.co.jp/ から入手できます。

i-JADEはゼンテックテクノロジージャパンの登録商標もしくは商標です。
JBlendおよびJBlendに関連する商標は、日本およびその他の国における株式会社アプリックスの商標または登録商標です。
JavaおよびJavaに関連する商標は、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
ITRONは"Industrial TRON"の略称です。TRONは"The Real-time Operating system Nucleus"の略称です。TRON、ITRON はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品ないしは商品群を指す名称ではありません。
記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

別紙1 ezplus対応JavaTMアプリケーション開発ツール
別紙2 会社概要



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