| これまでもカーナビゲーションに汎用の携帯電話機を接続することで、自動車内においてインターネットによる各種情報取得などが可能でしたが、第2世代の携帯電話(PDC方式、回線交換の場合)では通信速度が最大9.6kbpsと遅く、また、接続時間が長いほど通信料が嵩む、といった課題がありました。
KDDIとパイオニアが実現を目指す通信モジュール内蔵型カーナビゲーションシステムは、携帯電話のデータ通信機能をカーナビゲーション本体に内蔵するクライアント/ サーバー型のシステムです。
地図情報等の各種コンテンツ情報を、従来のパッケージメディア(DVD、CD-ROM等)に収録するのではなくサーバーに蓄積し、KDDIの提供するCDMA2000 1xのネットワークに通信モジュールを介して接続することで、最新の情報を必要な時にダウンロードすることが可能となります。
内蔵されるCDMA2000 1x対応の通信モジュールは、既存のcdmaOne網との互換性があるため、全国のエリアをカバーできます。また、最大144kbpsの高速データ通信が可能なため、データ量の大きなコンテンツの提供も容易であり、加えて、パケット通信方式のため、従来の回線交換の方式と比べデータを受信するまでの時間が大幅に短縮されるため、レスポンス良くサービスが提供できます。
サービス提供にあたっては、パイオニアが市販カーナビゲーション市場で築いた経験・ノウハウを活かし、ドライブシーンにおいてより価値のある、通信モジュール内蔵型カーナビゲーションシステムならではのコンテンツをラインアップいたします。
また、KDDIは、本システムの通信インフラとして全国で利用可能なCDMA2000 1xのネットワークを提供し、優れた通信品質と高い信頼性でサービスをサポートしてまいります。 |