株式会社ファイン
KDDI株式会社


2002.9.25

株式会社ユークスの子会社、株式会社ファインがマルチマッチングサービス対応の
"PlayStation(R) 2"用ネットワークゲームSDKを開発

-KDDIが技術情報を提供-



株式会社ファイン(代表取締役社長橋木孝志、以下FINE)はKDDI 株式会社(代表取締役社長小野寺正、以下KDDI )の提供するデータ・オン・デマンド(以下DOD)を利用したネットワークゲームサービス(マルチマッチングサービス)に関する技術情報の提供を受け、FINEの持つ家庭用ゲーム機向けネットワーク技術を活用した、"PlayStation(R) 2"用ネットワークゲームSDK(以下商品名:GameSyncSDK)を開発いたしました。
KDDIはマルチマッチングサービスを2001年5月より提供しており、GameSyncSDKはこのマルチマッチングサービスに対応しています。

マルチマッチングサービスはすでに複数のゲームタイトルにて採用されていますが、サービス利用にあたっては複雑な手続きをゲーム画面と連動して組み込まなければならず、一連の手続きをパッケージしたものの提供が望まれていました。GameSyncSDKでは、この手続きをパッケージ化したことにより、ゲームソフト開発における開発期間の短縮と品質向上が可能になります。また、短く安定したレイテンシが特徴であるDOD技術を利用した対戦ゲームソフト開発パッケージや多人数コミュニケーション型ゲームソフト開発パッケージも提供しています。

GameSyncSDKではマルチマッチングサービスへの接続機器として必要となる公衆回線モデムの他、"PlayStation BB Unit"等のブロードバンド接続機器にも対応しており、また両方の装置を並行して動作させることも可能です。
両社ではこの事により、レイテンシが問題とならないコミュニケーション型のネットワークゲームと、短く安定したレイテンシが必要となる対戦型ゲームソフトといった両方のニーズに応えることができると考えており、今後各種機能の追加を行って行く予定です。

FINEでは2002年9月27日よりGameSyncSDKのデモ版の展示とゲームタイトル開発メーカー様へのデモ版の提供を予定しています。

※レイテンシ :利用者がデータのリクエストを行ってから、実際にデータが転送されるまでにかかる遅延時間


マルチマッチングサービスについて
マルチマッチングサービスは、KDDIが提供する「ネットワーク対戦型ゲームソフトのための高速ネットワークサービス」です。
1人対1人の通信対戦だけでなく、多人数による対戦(チームバトル等)も快適にプレイできます。
マルチマッチングサービスはレイテンシが少ないため、あたかもゲームセンターで対戦プレイをしているかのような臨場感を味わうことができます。
"PlayStation(R) 2"、「Dreamcast」用に複数の対応ゲームソフトが発売されており、ご好評をいただいております。
<マルチマッチングサービスの特長>
データ送受信に遅延がないから、思い通りに高速プレイ!
プロバイダ等への申し込みも一切不要ですぐ遊べる!
高セキュリティネットワークでプライバシー対策も万全!
使った分だけご請求、電話代込みのお得な料金体系!
株式会社ファインについて
株式会社ユークス開発の「Dreamcast」用ゲームソフト「新日本プロレスリング闘魂烈伝4」のネットワーク・サーバー部分を担当したスタッフが中心となり、株式会社ユークスの100%出資子会社として1999年11月に設立、資本金1,000万円。ネットワークゲームに関する技術研究・開発、ゲームサーバーの構築、携帯電話向けのゲーム開発等をおこなっています。
株式会社ユークスについて
株式会社ユークスは"PlayStation(R) 2"、「NINTENDO GAMECUBE」等のゲームソフト開発を行っており、代表作として「新日本プロレスリング闘魂烈伝」シリーズ、「WWE(World Wrestling Entertainment) SmackDown!」シリーズ等があります。
2001年12月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場へ株式を上場しています(銘柄コード:4334)。


"PlayStation"は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標です。
文中に記載されている各社の社名、製品名、サービス名は、各社の商標または登録商標です。



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