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芸術文化観光専門職大学とKDDI、
城崎温泉をめぐる音声ARコンテンツを豊岡演劇祭2022で提供
~新たなエンターテインメント開発や観光活用を考える実習授業として学生と共同制作~

芸術文化観光専門職大学
KDDI株式会社
豊岡演劇祭実行委員会

2022年9月15日

芸術文化観光専門職大学 (所在地: 兵庫県豊岡市、学長:平田 オリザ)、KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI)、豊岡演劇祭実行委員会 (会長: 高宮 浩之、フェスティバルディレクター: 平田 オリザ)、は、2022年9月17日から2022年9月19日まで、兵庫県豊岡市 (以下 豊岡市) で開催される豊岡演劇祭2022 (以下 豊岡演劇祭) において、城崎温泉をめぐる音声ARコンテンツ (以下、本コンテンツ) を、豊岡演劇祭連携プログラム (該当項目へジャンプします注1) として提供します。

本コンテンツは、豊岡演劇祭開催エリアのひとつである「文学のまち城崎温泉」の音声ガイドを聞きながら街を歩き、いつの間にか城崎温泉を舞台にした物語の中に入り込むようなイマーシブな (没入感のある) オーディオガイドです。高精度位置測位による精緻な位置情報を利用し、歩いている位置にあわせて自動で音声を再生します。目の前に存在する人やもの (現実空間) をイヤホンから流れる音声 (仮想空間) が拡張し、まるで「まち」が体験者に語りかけてくるかのような不思議な体験を楽しめる、演劇的要素もあるコンテンツとなっています。
今後の展開に向けて、新型コロナウイルス感染症対策として需要の高まっている非対面・非接触の観光ガイドや、多言語対応による今後のインバウンド需要での活用の可能性を検証します。

KDDIの高精度位置測位を活用した本コンテンツは、芸術文化観光専門職大学における実習授業「芸術文化・観光プロジェクト実習2」として2年次の学生とKDDIが共同制作しました。最新技術を活用した新しい体験型コンテンツの企画・制作や、本番運営、体験参加者へのインタビューなどの実践を通じて、観光産業や地域活性化を担う人財育成に貢献します。

豊岡演劇祭2022 Toyooka Theater Festival

<豊岡演劇祭 ロゴバナー>

<芸術文化観光専門職大学の実習授業の様子>

■背景

  • KDDIと豊岡市は、2016年9月に地域活性化を目的とした包括協定を締結 (該当項目へジャンプします注2) し、さまざまな連携を実施してきました。その取り組みの一つとして、豊岡演劇祭の掲げる「まちづくりに演劇の力を活かす」という理念に賛同し、2019年の第0回 (該当項目へジャンプします注3) および2020年の第1回豊岡演劇祭 (該当項目へジャンプします注4) において、KDDIアセットを活用した取り組みを行ってきました。
  • 2021年4月に豊岡市に開学した芸術文化観光専門職大学とKDDIは、両者の人的・知的資源の活用を図りながら、芸術文化観光の教育・研究活動の推進に寄与することを目的とした包括的連携協定を2021年7月21日に締結 (該当項目へジャンプします注5) しました。芸術文化観光専門職大学では豊岡演劇祭において実習授業を行なっており、KDDIの技術を活用したサービス/コンテンツの企画制作を実践し、豊岡演劇祭にて発表することとなりました。
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からも、観光業界では非対面型の音声ガイドに注目が集まっていますが、従来の観光音声ガイドは位置情報の誤差によりガイド対象が適切に判定されないものが多く、スマートフォン操作が求められるなど観光への没入感がないといった課題がありました。KDDIは高精度位置測位を活用した精度の高い音声ガイドの実現を目指し、実証実験を実施してきました。(該当項目へジャンプします注6)

■本プログラムについて

1. 概要

  • プログラム名称
    :「チルするKINOSAKI」
  • 実施日時
    : 2022年9月17日 (土) ~2022年9月19日 (月) 10:00~12:00
  • 体験時間
    : 20分程度を予定
  • 実施場所
    : 兵庫県豊岡市城崎温泉町「御所の湯」前にて受け付け
  • 参加費用
    : 無料
  • 実施場所などの詳細は、豊岡演劇祭2022公式ホームページを併せてご参照ください。
    新規ウィンドウが開きます豊岡演劇祭2022 Toyooka Theater Festival

2. 利用方法

  • 専用デバイスを身に着けて、城崎のまちの案内を聞きながら散歩を楽しみます。
  • デバイス1台に2つのワイヤレスイヤホンを接続し、2人で同じ音声を聞きながら体験が可能です。
  • 高精度位置測位により得られた誤差の少ない位置情報を利用することで音声ガイドの正確な自動再生を実現し、利用者自身によるスマートフォンなどの機器操作を不要としました。

チルするKINOSAKIでめぐる文学のまち 城崎温泉

■各者の役割

  • 芸術文化観光専門職大学 河村研究室
    : 企画、コンテンツ制作
  • KDDI
    : 企画、高精度位置測位を活用した音声ガイドシステムの技術提供、コンテンツ制作サポート
  • 豊岡演劇祭実行委員会
    : 企画連携、PR協力

(参考)

■芸術文化観光専門職大学

新規ウィンドウが開きます芸術文化観光専門職大学は2021年4月に日本で初めて芸術文化、観光を実践的に学ぶ公立大学として開学しました。「芸術文化及び観光の双方の視点を生かして地域の活力を創出する専門職業人の育成」と「地域のオープン・イノベーション拠点の形成」、「地域の発展・繁栄及び新たな国際ネットワークの形成に貢献」を基本理念としています。
芸術文化と観光が地域活性化に果たす役割を理解し、両分野の視点を生かし、地域の新たな活力を創出するプロフェッショナルを育成し、「芸術文化観光」という新たな学問分野を開拓します。
また、地域リサーチ&イノベーションセンター (RIC) を設置し、芸術文化×観光×経営の視点により、イノベーションで地域課題を解決し地域の活性化にも貢献していきます。

■豊岡演劇祭2022

2022年9月15日から2022年9月25日まで開催される豊岡演劇祭2022は、17団体が参加する「公式プログラム」に加え、公募で選ばれた「フリンジプログラム」には約60団体が参加し、演劇やダンスの公演の他、公園や神社の境内などまちのいたるところを舞台に公演が行われます。
また、大道芸などのストリートパフォーマンスやナイトマーケットなど気軽に参加できるプログラムも多数開催されます。

新規ウィンドウが開きます豊岡演劇祭公式サイト

■KDDIの地域共創

KDDIは、SDGsの達成に向け、事業を通じて解決する社会課題の一つとして、地域共創に取り組んでいます。ICTを生かしたビジネスの知見や、人財育成、ファンドを軸にした地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進していきます。地域や企業とのパートナーシップにより、課題を継続的に解決することで「地域の明日」を創っていきます。

  • 注1)
    豊岡演劇祭の中で、企業や自治体、または他の地域の演劇祭などと連携したプログラム。
  • 注2)
    2016年9月21日 ニュースリリース
    新規ウィンドウが開きます豊岡市とKDDIとの地域活性化を目的とした包括協定締結について
  • 注3)
    2019年9月4日 ニュースリリース
    新規ウィンドウが開きます豊岡市、KDDI 豊岡市内店舗にてスマホ決済「au PAY」キャンペーン実施、モビリティ活用で地域活性化
  • 注4)
    2020年9月9日 ニュースリリース
    新規ウィンドウが開きます豊岡市とKDDI、豊岡演劇祭2020においてマルチアングル配信による新たな観劇体験を提供
  • 注5)
    2021年7月21日 ニュースリリース
    新規ウィンドウが開きます芸術文化観光専門職大学とKDDI、
    5G・IoTなどによる芸術文化観光分野の教育・研究活動推進に向けた連携協定を締結
  • 注6)
    2022年4月22日 ニュースリリース
    新規ウィンドウが開きます国内初、高精度位置測位で個々の視界に合った観光自動音声ガイド実証実施

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