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携帯電話・スマートフォンなどのご使用に関する安心・安全の啓発の取り組みについて
~バッテリー火災事故を防ぐポイント~

2025年12月12日

平素はKDDIの製品をご利用いただき、ありがとうございます。

近時、モバイルバッテリーの事故に関するニュースが増えており、東京消防庁の報告によるとスマートフォン・携帯電話/モバイルバッテリーの出火件数も増加傾向にあります。KDDIでも、お客さまからのご申告に基づき、スマートフォンや携帯電話のリチウムイオン電池に関する事故を調査することがありますが、原因のほとんどが、外圧や落下など外部応力(強い圧力や衝撃)、分解、外部熱(高温)など明らかな外部要因によるものとなっています。

グラフ:火災件数推移(モバイルバッテリー/スマホ・携帯電話)

出典:災害の実態(東京消防庁)より引用

KDDI リチウムイオン電池事故の分類
(2023年~2025年)

KDDIではMCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)・NTTドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルと共に、お客さまに携帯電話・スマートフォンをより安心・安全にご利用いただくため、取り扱いにてご注意いただきたい内容に関する情報を発信しております。

(KDDI掲載内容)

携帯電話・スマートフォンをご利用いただくにあたって、お客さまのお取り扱いにてご注意いただきたい事例や内容を掲載しております。

<バッテリー火災事故を防ぐポイント(事故事例や内容)>

  • 強い圧力や衝撃による電池損傷への注意:強い圧力や衝撃が加わった心当たりがあり、異常を感じた際には、使用を中止し、修理にお持ちください。

    電池事故の事例:筐体背面の凹みを起点に電池が発火

  • 分解・廃棄に関しての注意:リチウムイオン電池を取り外すための分解は、電池を損傷させる可能性があるため、絶対にやめてください。非常にキケンな行為であるともに分解後に電源を入れると、法律違反(電波法違反)となります。

    電池事故の事例:ニッパーなどで挟んだ痕跡

    差し込み箇所より電池が発火

    電池事故の事例:電池にドライバーなどの鋭利な物が差し込まれた痕跡

  • 購入される時の注意

    独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、リチウムイオン電池搭載製品をインターネット購入する際、高リスクな製品を購入しないために気を付けることとして、『ほかの製品と比べて極端に安価ではないか』などをあげられています。
    インターネットにて購入できる比較的安価な「メーカ純正品ではない交換用の電池パック」と「モバイルバッテリー」について、品質の確認を行いました。
    その結果、「電池内部の電極に巻きずれがあるもの」や「表示が必要なPSEマークが本体にないもの」など、品質に問題がある製品が複数確認されました。購入された電池の品質が不十分な場合、火災(発火・発煙)の事象の可能性がありますので、十分にご注意ください。

    電極の巻きずれ(X線写真)

    本体にPSEマークがない

詳細は、下記KDDI記事をご参照ください。
リチウムイオン電池は生活のいろいろな場面で利用され、便利な反面、取り扱いを誤ると火災などの事故が発生する場合があります。取扱説明書を確認し注意して使用してください。

<発信記事>

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