LTE
LTEの概要
読み: えるてぃーいー 英語名: Long Term Evolution
LTEとは、Long Term Evolutionの略称で、無線通信技術の一つ。LTEは第3世代携帯電話のデータ通信を高度に発展させた技術で、次世代の通信規格であるIMT-Advancedに至る手前の無線通信技術であることから3.9Gとも位置付けられていたが、ITU (国際電気通信連合)が2010年12月にLTEなどを一般的に4Gと呼称することについて認めたため、欧米をはじめとした各国の通信事業者はLTEのサービス名称として4Gの用語を用いている。
LTEは標準化プロジェクトである3GPP (3rd Generation Partnership Project) で仕様が策定されており、無線アクセス方式として下りにOFDMA (Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りにSC-FDMA (Single Carrier Frequency Division Multiple Access) をベースとした方式が採用されている。一般的にLTEというと、上りと下りの双方向通信をFDD (Frequency Division Duplexing、周波数分割複信) で行うものを指し、TDD (Time Division Duplexing、時間分割複信) をTD-LTEと表現して区別する。FDDでは上りと下りで異なる周波数を用い、同時に双方向通信を行う。LTEのカテゴリー4という実装の分類で20MHz幅の周波数帯域を使用した場合の伝送速度は、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsとなる。
2014年07月14日 更新
-
関連URL
-
いまさら聞けない「LTE」っていったい何?