ATRAC3の概要

読み: あとらっくすりー

ATRAC3とは、ソニーが開発した音声圧縮技術のこと。MDに採用された同社のATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)の技術を発展させたもので、ATRAC3ではCDのデータを自然な音質のまま約10分の1のサイズに圧縮できる。なお、ATRAC3圧縮技術をさらに発展させたATRAC3plusもあるが、ATRAC3との互換性はない。
ATRAC3では、音声信号を4つの帯域に分割し、周波数データに変換後、それぞれの帯域において音の特徴を分析することでデータを圧縮。また、人間にとって聞こえにくい音や、大きな音の前後のデータを取り除くことでデータサイズを小さくしている。音楽管理・転送ソフトウェアの「SonicStage」や「x-アプリ」、auユーザー向けの音楽管理ソフトLISMO Portの「x-アプリ for LISMO」(2013年11月29日にサービス終了)などがATRAC3でのCDリッピングに対応し、主にソニー製のポータブルオーディオ機器やPSP、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)製の携帯電話などで再生できた。
また、音楽配信サービス「mora」などでATRAC3形式の楽曲が配信されていたが、配信フォーマットが変更されたりサービスが統合・終了するなどして、2013年にはATRAC3形式の音楽を配信するサービスは消滅。x-アプリや、幅広いソニー製品に対応する音楽管理ソフト、Media Goの標準フォーマットもAACとなっている。
なお、ATRAC3はソニーの商標。

2017年05月11日 更新


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