big.LITTLEの概要

読み: びっぐりとる 英語名: big little

big.LITTLEとは、ARM社がモバイルプロセッサー向けに開発した省電力技術のこと。
ハイパフォーマンスな大型のCPUコアと、低消費電力向けの小型のCPUコアを組み合わせ、処理速度が必要な時とそうでない時とを適切に見極めて動作させることで、低消費電力でありながら高速な処理能力をもたせることができる仕組み。
例えば、初期のbig.LITTLEプロセッサーでは、大型のCPUコアに高クロックのCortex-A15を、小型のCPUコアに低クロックのCortex-A7を採用したものがARM社から提供された。
システムの負荷が高い時は前者で駆動し、負荷が低い時は後者のみで駆動する。これにより、従来のように常にハイパフォーマンスな大型CPUコアのみで駆動させた時よりも消費電力が低下し、デバイスのバッテリー駆動時間が向上。さらに、高速処理が求められる際の性能も維持できるようになる。
big.LITTLEを活用するには、Global Task Schedulingと呼ばれるCPUコアをOS上で効率的に制御するためのモジュールを組み込むなど、ソフトウェア的な対応も必要となり、技術的なハードルは高い。しかし、ARMベースのCPUが採用されることが増えているモバイル端末での省電力化の手法として、チップベンダー各社が相次いで採用している。

2016年03月31日 更新

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